2020年6月10日
【ドル/円】：ドル/円、押し目買い。
ドル/円は2手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。前週の上昇分を全て打ち消しており、日足の形状が悪化していますが、一方で、107.50-60の日足の抵抗を守っており、突っ込み売りにも注意が必要です。107.50割れで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなります。107円割れで越週するか、日足が106円割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化して一段の下落リスクが生じます。逆に108.80超えで終えれば調整下げの範囲内に留まり、再度109.20-30超えの上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。 ドル買いは107.60台を軽く押し目買い。損切は浅い場合で107.40、深い場合は106.90で撤退です。ドル売りは1日様子見です。 日足の上値抵抗は108.70-80、109.20-30、109.60-70に、下値抵抗は107.50-60、107.00-10にあります。
【ユーロ/円】：反発余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ユーロ/円は実体が小さく下ヒゲの長い、“タクリ足の陰線”で終え、下値トライに失敗した形となりました。反発余地を探る動きに繋げていますが、前日の大陰線の下げエネルギーが強く、戻しきれない可能性に注意が必要です。買いは浅い損切りが付いたので様子見です。売りは123.00-10の戻り待ちとします。損切りは123.60で撤退です。これが付いた場合は下値リスクが軽減されますが、124.00-10の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。120.00-10に日足の下値抵抗が、119.50-60に週足の抵抗があります。119円割れで終えない限り、調整下げの範囲内となります。
【ユーロ/ドル】：押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルはタクリ足の陽線で切り返しています。下ヒゲが長く下値トライに失敗しており、再度1.1370-80の抵抗をトライする可能性に繋げていますが、1.14台で越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。買いは1.1280-90で押し目買い。損切りは1.1240で一旦撤退です。ユーロ売りは様子見か、1.1420に損切りを置くなら1.1370-80の戻りを軽く試し売り程度に。短期トレンドは1.1150割れで“ニュートラル”な状態に戻しますが、1.1000前後までの下げは調整の範囲内です。短期トレンドは1.0800割れで越週しない限り、“ユーロ弱気”に変化しません。
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