メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・メキシコでコロナ感染拡大続く
☆経済再開期待で株高・原油高
・ペソ/円7連騰中
足元のメキシコペソ/円は連日の上昇
メキシコでは新型コロナウイルスの新規感染者が23日に3329人を記録するなど、明確なピークアウトの兆しは見られませんが、ペソは持ち直しの動きを続けています。
主要先進国が経済活動の再開に動く中、株価や原油価格が上昇しており、ペソ高はこれに連れた動きと見られます。
ペソ/円は18日以降、7連騰中で昨日には4.870円前後まで上昇して3月16日以来の高値を付ける場面もありました。
チリの航空会社が破綻するなど、コロナ禍による中南米経済への打撃は甚大ですが、そうした不安よりもコロナワクチン開発などの期待が上回っているようです。
目先のメキシコペソ/円の注目ポイントは原油価格
メキシコは世界有数の産油国であり、石油関連事業が歳入の2割を占めています。
NY原油先物(WTI)は足元で34ドル台と、月初の19ドル台から大きく上昇しており、これがペソ相場の堅調に繋がっています。
ただ、コロナショック前のWTIは40ドル台で推移していましたから、現時点では上値余地はあまり大きくないようにも見えます。
各国で進む経済再開の動きにブレーキがかからないかどうかが、原油価格およびメキシコペソ相場のカギとなりそうです。
また、香港の国家安全法を巡る米中の対立が激化しないか注意が必要でしょう。
なお、28日には中国全国人民代表大会(全人代)で国家安全法の採決が行われる予定です。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
4.600-4.950円
基調
不安定
来週までの注目ポイント
☆原油価格
・5/28 中国全人代
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