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米中が不毛な争い

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総括

米中が不毛な争い

予想レンジ 人民元/円 14.5-15.5

(ポイント)
*経済指標の改善、感染抑制、全人代の開催示唆で中国の回復のシナリオを訴える
*コロナウィルス感染問題で米中が不毛な争い
*米中貿易交渉は進展
*全人代は5月22日開催
*4月貿易収支は輸出が予想の伸び率を上回った
*GDPはほぼ予想通り、小売売上は悪化、鉱工業生産は予想より改善
*4月8日、武漢は開放された
*IMFは中国の回復を示唆
*コロナウィルスでの死者はイタリアとスペインが中国を上回った
*政府は2Qから経済が正常化するとしている
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*習国家主席は、2020年の経済成長目標を達成できるとした
*政府は新型ウィルス感染は2月がピーク、4月に収束とした
*経済打撃は6兆円超か
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく

(シナリオ通り)
武漢再開を宣言した3月26日頃から中国は回復のシナリオ通りに進んでいる気がする。景気指標も予想通り(1Q・GDP、であったり、時にポジティブサプライズ(3月製造業PMI、鉱工業生産、4月輸出)的な指標も織り交ぜる。全人代は5月22日に決定した。コロナウィルス感染は抑制したとして世界中に医療品を供与している。もちろんその経済指標や感染者数に疑問を持つ声もある。

(米中が不毛な争い)
*グラハム米上院議員=新型ウイルスについて中国が十分に説明しない場合中国に広範囲の制裁を科す権限を大統領に与える法案をまとめる
*米公務員年金基金=中国企業への投資を無期期延期
*中国も対抗=新型ウイルスで中国を訴えた米国の個人や団体、州当局を対象に中国が懲罰的な対抗措置を検討

(全人代開催)
  今月22日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代)について、28日までの1週間開催される。例年の会期は約2週間だが、新型コロナウイルスの感染防止の観点から異例の短期開催となる。

(1Qの中国経常収支、297億ドルの赤字)
 中国国家外為管理局(SAFE)は、1Qの経常収支が暫定値で297億ドルの赤字になったと発表した。資本・金融収支は297億ドルの黒字だった。
1Qの中国の国際収支が新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けたとする一方、将来は全体としてバランスが取れた状態を保つとの見通しを示した。

(海外投資家の中国国債保有、4月末は前月比+3.8%)
 4月末時点の中国国債の外国人保有高は1兆3900億元となり、3月末から3.8%増加した。
3月には新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界的にキャッシュへの逃避が見られた。
  
(自動車販売、4月は約2年ぶりに増加の公算)
 汽車工業協会は、4月の自動車販売が約2年ぶりに増加に転じた可能性が高いとの見方を示した。国内自動車市場が新型コロナウイルスの感染拡大の影響から回復している可能性がある。
4月の販売は200万台と、前年同月比0.9%増、前月比39.8%増となったもよう。主要企業の販売データを基に予測をまとめたという。3月まで21カ月連続で自動車販売が減少していた。正式には5月11日に4月の販売統計を発表する。

(労働節5連休の旅行者数は前年比41%減)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出制限が緩和される中、労働節に伴う5月1-5日の連休の旅行者数が1億1500万人となった。それでも前年の1億9500万人と比べると41%減少した。
中国は数カ月にわたる外出制限で打撃を受けた経済の再活性化に向けて国内旅行を促そうとしている。

テクニカル分析(人民元/円)

雲に届かず反落

日足。5月7日-11日の上昇ラインを下抜く。5月12日-13日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位下回る。ボリバン下限は14.89。5日線は上向き。
週足。ボリバン下位。4月6日週-13日週の上昇ラインが上値抵抗。3月9日週-5月4日週の上昇ラインがサポート。
 月足、20年3月-4月の下降ラインが上値抵抗。3月-4月の上昇ラインを下抜く。ボリバン下位。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜く。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

テスラ生産拡大、上海

米テスラは中国・上海市の工場での電気自動車(EV)の生産拡大に向け、中国工商銀行と最大40億人民元の融資契約を結んだ。テスラは同工場の車体の生産台数を増やすほか、車載電池を含めたEVの一貫生産に乗り出す方針を示している。借り入れた資金は運転資金に充てる。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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