いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
5月12日(火)NZドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・5/13 RBNZ金融政策発表 ・主要国株価、国際商品価格
66円の壁
NZドル/円は、新型コロナ禍で3月19日に59.47円前後まで下落した後は持ち直しに転じたが、66.00-66.10円台が上値抵抗となり伸び悩んでいる。昨日も65.80円前後で上値を抑えられて失速した。下値支持と目される63.50円前後に向けた再調整に繋がりそうな動きであろう。もっとも、明日にはNZ中銀(RBNZ)の金融政策発表が控えており、「タカ派サプライズ」があれば再び66円絡みの上値抵抗を試しに行く可能性もある。NZでは新型コロナウイルス感染の抑え込みに成功。経済活動が再開する中、RBNZのハト派姿勢が後退しても不思議ではない。
RBNZは、政策金利を史上最低の0.25%で今後1年程度は変更しない方針を示しているが、現行330億NZドルの大規模資産購入プログラム(LSAP)については、その規模や範囲を明日の会合で再評価するとしている。当初、この再評価はLSAPを拡大する方向で見直すものと考えられていたが、ここにきて縮小方向への見直しも視野に入ってきた。明日のRBNZの金融政策発表は、NZドル/円相場の方向性を左右する重要イベントになりそうだ。
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