2020年5月12日
【ドル/円】：ドルの戻り売り方針継続。
ドル/円は直近の日足が陽線引けとなり、3/24に付けた111.71を基点として上値を切り下げて来た流れから頭一つ上抜けた位置で終えています。この反動で上値トライの動きが強まると見られますが、短期トレンドの変化が認められないことや、108.00-10に日足の抵抗が、108.60-70に週足の抵抗が控えており、一気に上抜けるにも無理がありそうです。一方で106.60-70にやや強い下値抵抗が出来ており、これを割り込んで終えない限り、下値余地も限られる展開が予想されます。 ドル買いは様子見か106.60-70の押し目待ちとします。損切りは106.00で撤退です。損切りが付かない場合でも106.50以下で終えた場合は日足の形状が悪化するので、ドル買いは撤退して様子を見た方がいいでしょう。ドル売りは損切りが付きましたが、トレンドの変化が確認できないので107.70-80で再度売り向かい。損切りは108.20で撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻して週足の上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。この場合でも108.70超えで越週しない限り、上値余地も拡がり難いでしょう。 日足の上値抵抗は107.70-80、108.00-10、108.40-50に、下値抵抗は106.90-00、106.60-70、106.10-20にあります。
【ユーロ/円】：ユーロの上値余地が限られる可能性。
ユーロ/円は前日足から上寄りのスタートとなり、そのまま陽線引けとなりましたが、個々の足が強いものではないことや、116.70-80、117.00-10に強い抵抗が控えており、これらをしっかり上抜けて終えない限り、下値リスクを残した状態です。またこれを上抜けた場合でも中期トレンドが弱いことからユーロ急伸にも繋がり難いと見られます。一方で、115.00-10にやや強い抵抗が出来ており、114.50割れで終えない限り、急落にも繋がり難いでしょう。買いは様子見か114.40に損切りを置くなら115.00-10で軽く試し買い程度に。売りは116.50-60で売り狙い。損切りは117.20で撤退です。これが付いた場合はニュートラルな状態に戻します。
【ユーロ/ドル】：ユーロの戻り売り方針継続。
ユーロ/ドルは小反落。上値を切り下げる流れには変化が認められませんが、1.0780-90以下に強い下値抵抗が散在しており、急落にも繋がり難いと見られます。下値リスクがより高いので買いは様子見です。売りは1.0860-70の戻り待ちとします。損切りは1.0910で撤退です。短期トレンドは1.10台を回復して引けない限り変化しません。下値抵抗は1.0780-90、1.0740-50、1.0700-10にあります。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
