いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月30日(木)ユーロ/ドル
基調
もみ合い
目先の注目材料
・4/30 ECB政策金利、ラガルドECB総裁会見
・4/30 米3月PCE、米新規失業保険申請件数
・主要国株価、国際商品価格
月末最終日のフローによる不規則変動に注意
グローバル投資家の持ち高調整、いわゆる月末の「リバランス」は、米国株の上昇率の大きさなどからドル売りに傾きそうとの見方が多いようだ。
ただ、そうした見込みに基づいた短期筋のドル売りポジションもあると見られ、本日のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングタイム前後は為替レートの不規則変動に注意が必要だろう。
ユーロ/ドルは、先月末(3月31日)もロンドン・フィキシングの前後に不規則な変動が確認された。
通貨オプション市場ではユーロ/ドルの1.0800ドルと1.0945ドルに本日満期の大口オプションの行使価格が設定されており、NY10時(日本時間23時)のカットオフタイムを過ぎると値動きが軽くなりそうだ。
そこからロンドン・フィキシングに向けて(日本時間23時過ぎから24時過ぎ)は乱気流に巻き込まれないよう注意したい。
なお、本日は欧州中銀(ECB)の政策金利発表(20時45分)とラガルドECB総裁の会見(21時30分)も予定されているが、大きな政策変更はない見込みであり、ユーロの取引材料にはしにくいだろう。
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