いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月20日(月)ドル/カナダドル
基調
上値警戒
目先の注目材料
・原油価格、主要国株価
先物期日を前に原油が急落
本日早朝に原油価格が急落する場面があった。
NY原油先物(WTI)は一時14ドル台に下落して1999年以来の安値を付けた。
明日の5月限最終取引日を前に投げ売りが出たとされ、テクニカル要因が主導した模様だが根本的には需給不安という構造要因が原油安の背景である事は言うまでもない。
足元では、供給過剰によって貯蔵施設が不足するとの懸念も出ている。
こうした原油安を受けてドル/カナダドル相場は上昇(ドル高・カナダドル安)しており、17日(前営業日)のNY市場の下げをほぼ埋めた。
原油安は、エネルギー企業の業績不安や産油国の政府系ファンドの換金売り観測を強めやすい事から、株安・ドル高の動きに繋がるケースも多い。
海外市場でも明日の5月限最終取引日を前にした原油相場の神経質な動きには注意が必要であり、合わせてドル高・カナダドル安の一段の進行にも警戒が必要となりそうだ。
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