読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

【カナダドル円】雇用統計とOPECプラスがかく乱要因

f:id:okinawa-support:20200409142726p:plain

 

いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

4月9日(木)カナダドル/円

基調
波乱含み

目先の注目材料
・4/9 カナダ3月雇用統計、OPECプラス会合
・米長期金利、主要国株価、国際商品価格

雇用統計とOPECプラスがかく乱要因

本日は、カナダ3月雇用統計の発表と、原油の協調減産を模索する石油輸出国機構(OPEC)プラス会合が予定されており、カナダドル相場のかく乱要因になりそうだ。

カナダ3月雇用統計については失業率が7.5%と2月の5.6%から2%ポイント近く悪化する見込みであり、新規雇用者数は前月比50.0万人の大幅な減少が予想されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で衝撃的な数字が発表される公算が極めて大きいが、雇用情勢の悪化は万国共通のためカナダドル相場への影響は大きくないのかもしれない。

カナダドル相場への影響がより大きいと考えられるのはOPECプラス会合だろう。
新型コロナウイルスの影響で需要が消失する中、原油の協調減産が必要なことはOPECプラス内でも広く理解されており、昨日ロシアは日量160万バレル減産の用意があると表明した。
もっとも、減産にはOPECプラス非加盟の米国やカナダの協力が欠かせないとの主張もOPECプラス内で根強い。
一方で米国は反トラスト法の存在を理由に、民間石油会社が原油価格押し上げを目的に協調減産を行う事はできないとしている。
大規模減産の実現には不透明感が強い状況と言えるだろう。
ところが、市場では昨日のロシアの減産表明によって原油価格が一時急伸するなど、減産を織り込む動きが出ている。
仮に減産期待が裏切られる事になれば原油価格が再び急落する事は免れないだろう。
カナダドルにも産油国通貨として下落圧力がかかる公算が大きい。
OPECプラス会合は本日の日本時間23時からテレビ会議形式で始まる模様で、欧州タイムに入ると観測報道などが飛び交う可能性もある。
本日の欧米市場はカナダドル相場の急変に警戒が必要となりそうだ。


「為替チャート|カナダドル/円(JPY)|日足」はこちら