人民元/円(4時間足)
目次
直近1週間のポイント
・新型ウイルス禍でも値動き安定
・NYダウ大幅反発で月初来高値
☆他の新興国通貨とは対照的
足元の中国人民元/円は1カ月ぶり高値へと持ち直し
新型コロナウイルスの感染拡大で世界景気の縮小が懸念される中でも、中国当局の管理化に置かれている人民元は比較的安定していましたが、ここにきて強含む展開となっています。
NYダウ平均が史上最大の上げを演じた24日には対円で一時15.749円前後まで上昇して2月27日以来の高値を付けました。
中国で発生した新型コロナウイルスの影響で他の新興国通貨や資源国通貨が安値圏に留まっているのとは、皮肉にも対照的な動きです。
目先の中国人民元/円の注目ポイントは3月PMI
31日には中国3月製造業/非製造業PMIが発表される他、4月1日には中国3月財新製造業/サービス業PMIが発表されます。
中国では新型コロナウイルスの感染拡大がピークを超えたと見られ、中国政府は発生源である武漢市の封鎖を4月8日にも解除する模様です。
そうした中、2月に大きく低下したPMIは急回復すると予想されています。
先進国の利下げによって人民元は相対的な高金利通貨となっており、新型コロナウイルスを巡る市場の混乱が落ち着けば、買いが入りやすくなりそうです。
来週までの人民元/円の見通し
予想レンジ
15.300~16.100円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆3/31 中国3月製造業/非製造業PMI
☆4/1 中国3月財新製造業/サービス業PMI
・新型コロナウイルスを巡る情勢
「為替チャート|人民元/円(CNHJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析|人民元/円|60分足」はこちら