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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
3月23日(月)豪ドル/円
基調
不安定
目先の注目材料
・3/23 米上院コロナ対策法案動議採決、G20財務相電話会議
・主要国株価、国際商品価格
米コロナ対策法案成立困難なら株安・豪ドル安に
米上院は昨日、1兆ドル超の新型コロナ対策法案の採決に向けた動議を否決した。
民主党の反対で、可決に必要な60票(議席数100)の支持が得られず、手続き上のハードルをクリアできなかった。
同法案は国民や小規模事業者のほか、航空会社など新型ウイルス感染拡大によって大きな打撃を受ける産業への金融支援を想定したものだが、民主党は企業の利益を優先する内容だと批判。
病院や医療従事者、市や州当局向けの資金増額を主張している。
これを受けて米国株先物は本日の取引開始直後から売り込まれた。
なお、上院共和党トップのマコネル院内総務は、民主党に対し「妨害」をやめるよう要請するとともに、本日改めて同じ動議の採決を行う事を表明。
この採決は、本日正午(日本時間24日午前1時)に行われる模様だ(同時刻の審議開始までにトランプ米大統領と議会指導部との合意が成立しない限り即時採決が行われる)。
仮に再度否決となれば株価続落の可能性が高まるだけに、株価動向に同調しやすい豪ドル/円にも下落圧力がかかりかねない。
豪ドル/円相場は、先週19日に付けた約11年ぶり安値(59.88円前後)から持ち直しているが、持続的な反発に繋げられるかどうかは本日の米議会採決にかかっている。
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