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ドル/円の2月急騰相場(2/19-20)と急落相場(2/27-28)、勝者はどの地域? 外為トレーダー統計 2020年3月12日号

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日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!(※1)
外為どっとコム50万会員のいまがわかる。

【特集1】ドル/円、2月急騰相場の勝利者は?

新型コロナウイルスの感染拡大を眺めながら神経質な展開が続くなか、2月19日には明確な材料もない中で大きく円が売られ、20日には10カ月ぶりに112円台まで急伸しました。
その背景にはウイルスの日本への感染拡大を受けて、市場が「日本売り(円売り)」へ転換したとの見解もありました。
想定外となったこの2日間で勝利を手にしたのはどの地域でしょうか?
(対象期間:2020年2月19日~20日、ドル/円に限定)

ドル/円、2月急騰相場 1人あたり取引数量トップ10(単位:千通貨)

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取引活発化!徳島県が単独トップに

まずは1人あたり取引数量のランキングです。
こちらは徳島県が81.3万通貨と他を大きく引き離してトップ、2位は石川県の39.8万通貨、3位は高知県の33.6万通貨と続きました。(※2)
徳島県は2019年のドル/円ロングの取引量で6位、ショートの取引量で2位の上位県ですが、2月の急騰相場でさらに取引を活発化させたようです。

ドル/円、2月急騰相場 勝率トップ10

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香川県、円安局面で勝率急浮上!

次に2月急騰局面(2/19-20)の勝率を調査しました。
こちらは香川県が73.6%で福井県の71.6%を抑えてトップに立ちました。(※3)
福井県は勝率ランキングで毎回トップを飾る勝率王ですが、今回はライバルの香川県が栄冠を手にしました。
一方、2019年ドル/円ロング部門の勝率王である山口県は今回の2日間で惜しくも3位に留まるなど、勝率合戦の厳しさを物語る勝負となりました。

ドル/円、2月急騰相場 1人あたり獲得pipsトップ10

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全国的にダメージ!2月の意外高に対処しきれず?

1人あたり獲得pipsのランキングトップ10を調査したところ、こちらは驚きの結果となっています。
なんと1位の鳥取県(2136pips)と2位の岡山県(742pips)以外はすべてマイナスに!(※4)
鳥取県は2019年のドル/円ロング1人あたり獲得pipsランキングでもトップを飾っていますが、2月の急騰相場でも見事な手腕を発揮していることがわかりました。
しかし、全体的には2月のドル/円急騰は「意外高」であったようで、うまく対処できたトレーダーはごく限られたようです。

ドル/円、2月急騰相場 1人あたり獲得pips 投資経験別ランキング

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「投資経験5年以上」のトレーダーが大ダメージ!

2月急騰相場、最後は投資経験別でのランキングを調査しました。
こちらも皆マイナスとなっていますが、「投資経験5年以上」のベテラン勢が大きなダメージを負っていることが判明しました。
反対に「投資経験1年~3年未満」のトレーダーのダメージが少ないという意外な結果となっています。

【特集2】ドル/円、2月急落相場の勝利者は?

19日と20日の急騰とは打って変わり、急激な下落を演じたのが2月27日と28日です。
こちらは新型コロナウイルスの拡大が世界に飛び火するとの懸念から米国株が過去最大の暴落となり、債券利回りの急低下とともに約4カ月半ぶりとなる107.50円台まで一気に急落しました。
この極端な急落局面で勝利した地域を調査しました。
(対象期間:2020年2月27日~28日、ドル/円に限定)

ドル/円、2月急落相場 1人あたり取引数量トップ10(単位:千通貨)

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鳥取県、急落相場でフル回転!

続いて2月急落相場(2/27-28)に舞台を移して全国ランキングを調査しました。
まず、1人あたり取引量は鳥取県が231.5万通貨でトップを独走、滋賀県が67.8万通貨で2位、高知県が61.4万通貨で3位と続きました。
対象となった2月27日、28日の取引量・全国平均は12.8万通貨であることからも、鳥取県の取引量がケタ違いであることがわかります。
鳥取県は先ほどの急騰相場(2/19-20)でも4位(28.8万通貨)に食い込んでいますが、月末の急落相場でフル回転のトレードを展開した模様です。

ドル/円、2月急落相場 勝率トップ10

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勝率王・福井、急落相場で8割台後半へ到達!

次に2月急落相場での勝率勝負です。
こちらは驚異の87.0%を記録した勝率王・福井県の独壇場となりました。
ただ、続く山口県と岐阜県もそれぞれ75.1%、74.7%と高水準の成績を残し、9位までが7割に到達しているなど全体として非常にハイレベルな戦いとなっています。
2月急騰相場でトップとなった香川県も73.5%と健闘したのですが、あまりに熾烈なトップ争いに惜しくも後塵を拝する格好となりました。

ドル/円、2月急落相場 1人あたり獲得pipsトップ10

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九州勢がワンツーフィニッシュ!中国・四国地方とも激闘

続いて1人あたり獲得pipsのランキングです。
こちらは熊本県が315pipsで首位、佐賀県が243pipsで2位、島根県が202pipsで3位となりました。
2月急騰相場(2/19-20)では45都道府県がマイナスという結果となってしまいましたが、急落相場では半数以上がプラス圏に浮上しています。
今年に入りドル/円はリスク回避の円買いで急落する場面がたびたび見られますが、それだけにFX投資家も下落相場への対応に慣れているのかもしれません。

ドル/円、2月急落相場 1人あたり獲得pips 投資経験別ランキング

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ベテラン勢の面目躍如!「5年以上」が堂々のトップ

今回のラストを飾るのは投資経験別の1人あたり獲得pipsです。
ランキングは投資経験が「5年以上」が199pipsでトップとなり、「1年以上3年未満」が59pipsで2位、「1年未満」が6pipsで3位と続きました。
2月急騰相場(2/19-20)で大ダメージを受けたベテラン勢ですが、急落相場できっちりと対処できている姿がうかがえます。
FX歴が長いトレーダーは経験上ドルショートの取引に慣れているとの話も聞きますが、その傾向が改めて垣間見える調査結果となりました。

結果まとめ

ドル/円、2月急騰相場 全国最強FX地域

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ドル/円、2月急落相場 全国最強FX地域

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※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。
※2 獲得pips以外は小数第二位を四捨五入しています。
※3 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出。
※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出。