いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
2月28日(金)カナダドル/円
基調
下値警戒
目先の注目材料
・カナダ10-12月期GDP ・主要国株価、国際商品価格
原油安が直撃
新型コロナウイルスの感染拡大によって世界の経済活動が停滞するとの懸念が強まる中、NY原油(WTI先物)は一時45.5ドル台に下落して昨年1月以来の安値を付けた。
産油国であるカナダドルも大幅安となり、カナダドル/円は80.90円台まで下値を切り下げて年初来安値を更新。
世界同時株安を受けて円買いも活発化しており、カナダドル/円に強い下落圧力がかかっている。
こうした中、本日の欧米市場でも原油価格および株価動向に要注目となるが、カナダで発表される10-12月期国内総生産(GDP)にも注目しておきたい。
市場予想は前期比年率+0.3%となっており、前期の+1.3%から急減速する見込みとなっている。
カナダ中銀は1月の声明で将来の利下げに含みを持たせていただけに、GDPが予想を下回れば利下げ観測が高まる事になるだろう。
なお、カナダ中銀の次回理事会は3月4日に開催される。
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