読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

サラリーマンに適したFXの投資スタイルはこれだ

f:id:navimedia:20200228125105j:plain

昨年6月に金融庁が公表した金融審議会ワーキンググループの報告書「高齢社会における資産形成・管理」で「老後資金が2000万円ほど不足する」との内容が、さまざまなメディアを通じて報じられたことで、世間が大騒ぎした「老後資金2,000万円問題」を機に、将来に向けた資産形成の重要性が改めて認識されることとなりました。
「一生懸命働いているけれど、毎月手にする給料を蓄えているだけでは、安心できないのではないか?」と考えたサラリーマンの人たちも多く、資産運用を真剣に検討する家庭が増えています。
FXはその中の選択肢のひとつでしょう。
そこで今回は、サラリーマン・トレーダーに適したFX投資のスタイルについて考えてみました。

FXの投資スタイルとその特徴

FX投資とは簡単に言うと「外貨を売買して為替変動による差益を獲得」するものです。
その投資スタイルは大別して次の4つ挙げられます。
まず、これらの特徴やメリットをご紹介します。

1)スキャルピング

スキャルピングとは、数十秒間~数分間の短い時間に、為替の値動きに応じて頻繁に売買を繰り返し、小さな利益を積み上げる投資スタイルです。
その時々の値動きを見て瞬時に判断し売買を行いますから、極論すると大局的な相場観は必要がありませんが、取引中、ずっとチャートを見続けていなければ、売買のタイミングを逸してしまいます。

メリットは、上述したような取引のスタイルなので、一日中いつでも売買のチャンスがあることでしょう。
また、相場が想定と逆に動いたときのリスクオフが、素早く行えるので、大きな損を出しにくいと言えます。
ただ、取引回数が必然的に多くなるため、スプレッドの大小が、最終的な損益に大きな影響を与えることになるでしょう。

2)デイトレード

その名の通り、1日の値動きにしたがって、売買する取引スタイルです。
保有ポジションはその日のうちに決済して、翌日まで持ち越しません。
スキャルピングほど値動きの「瞬間風速」を気にする必要はなく、一日に数回〜十数回のチャート確認で、十分に取引が可能です。

長期間ポジションを持たないため、比較的リスクが少なく、一度の取引で獲得できる利益はスキャルピングよりも大きくなるケースが少なくありません。
ポジションを持ち越さないので、寝ている最中に相場が急変して、大きな損失を出す危険もありません。

3)スイングトレード

数日~数週間単位でポジションを保持するスタイルです。
上昇・下降のトレンドにうまく乗ることができれば、大きな利益が期待できます。
取引にあまり時間を割けない人、相場の変化を気長に待てる人向けのスタイルといえます。
トレンドを大局的に見極めて、どこでエントリーするかが非常に重要になります。
上昇・下降が逆転するタイミングでポジションを持てれば理想ですが、そう簡単にはいきませんので、ある程度はっきりしたトレンドが出ている時に参入するのが良いでしょう。

4)長期トレード

数カ月~数年単位でポジションを保持するスイングトレードよりもさらに長期間の取引スタイルです。
中・長期的なトレンドが明確な場合に有効な手法といえます。
トレンドの波に乗ることができれば、非常に大きな利益を獲得することも可能です。
その一方で、利益確定まで根気良くポジションを持ち続ける忍耐力も必要です。

また、長期運用なので、スワップポイントによる損益も無視できません。
高スワップポイントの通貨ペアを持って、良いトレンドを気長に待つというのも一考です。

サラリーマンに適した取引スタイルは?

それでは最後にサラリーマン・トレーダーに適したスタイルについて考えてみます。

基本的にFXは24時間取引が可能です。
ただ、一般的に多くのサラリーマンの方々は、月曜日から金曜日までの平日は、朝から夕方までが勤務時間になると思いますので、日中の取引は難しいのではないでしょうか。
そうなると取引は必然的に帰宅してからの夜の時間帯ということになります。

夜となれば、東京市場は終了していますが、ロンドン市場、ニューヨーク市場と場所を移動しながら相場は動いており、特に両市場の開始時間が重なる時間帯(夏時間では22~24時、冬時間では23時~1時)は、為替の流動性が高くなるため、値動きが大きくなる傾向があるとされています。
この時間帯であれば、スキャルピングのような短時間売買を行っても利益は獲得しやすくなります。

また、早朝にある程度の時間の余裕がある方は、デイトレードがおすすめかもしれません。
前日までのチャートを毎朝チェックして、相場のトレンドが判断できた通貨ペアを売買し、その日の夜にポジションを決済するというスタイルです。

もちろん同じサラリーマンであっても、業種や職種が異なれば、自由に使える時間帯も人それぞれです。
上述した4つの基本的な取引スタイルを、ご自身のライフスタイルに応じて、最も適したものをチョイスしてください。
これまでサラリーマン・トレーダーの方々のインタビューをしてきた経験でいうと、“ちょっと長めの”デイトレードか“ちょっと短めの”スイングトレードのようなスタイルで取引されている方が多かった印象です。

なお、これら4つのスタイルに優劣はなく、自分にとって使いやすいのか、使いにくいのか、合っているのか、合っていないのかということでしかありません。
ただし、一点だけ注意していただきたいことがあります。
それは、あくまでも本業に支障をきたさないことです。
夜更かしして睡眠時間を削ったり、相場の動きが気になって、仕事中にスマホで“ポチポチ”と取引したりしていては、本末転倒です。
サラリーマンである以上、きちんと本分を果たしつつ、効率的にFXで利益を積み上げていきましょう。


PickUp編集部

FX投資が初めての方へ!FXの魅力や特徴(初心者編)はこちら