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3月格付け見直しへ前途多難 通貨最下位、株価10位

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総括

3月格付け見直しへ前途多難 通貨最下位、株価10位

予想レンジ 南アランド円 6.8-7.8

(ポイント)
*大統領の施政方針演説は具体策なく、やや落胆するものとなった
*次の焦点は26日の予算教書
*4Q・GDPは3月3日発表、前期比マイナス成長が予想される
*小売売上、鉱工業生産など指標は弱い
*まだ南アには新型コロナウイルス感染拡大はない
*ムーディーズが格付けすれば全社ジャンク債級の格付けとなる
*停電が続いている
*12月と2019年は貿易黒字
*トヨタは南アに追加投資を行う
*南アの最大貿易相手国は中国
*12月CPIは11月の3.6%から4.0%へ戻す
*南ア中銀は予想外の利下げを行った。低成長への早めの行動
*低成長と財政赤字が問題
*大統領の財政改善や海外からの投資呼び込みの効果が出るか
*ムーディーズはエスコム社を格下げ
*世銀IMFは成長見通しを下方修正
*中銀はランドの平均的な水準を1ドル14.5としている

(市況)
13日の大統領施政方針、26日の予算教書(増税か)、3月3日の4Q・GDPを踏まえてムーディーズの格付け見直しと続く。13日の大統領施政方針演説では、汚職まみれで機能不全に陥っている国営企業の立て直しに全力をあげる考えを示したが、野党の一部が閣僚の辞職を求めて演説が何度も中断される異例の事態となった。演説直後ランドは再生可能エネルギー導入とブロードバンドを巡る計画を好感して上昇したが、日程など具体性の欠如を指摘する声も多かった。2週連続で週足は陽線だが週連続で上ヒゲが長いことは不安要素で、上値抵抗は7.50となる。

(弱い経済指標)
経済指標は相変わらず弱い。12月小売売上高は前年同月比0.4%減。予想の1.5%増に反して減少、12月鉱工業生産は前年同月比5.9%減少し、2014年7月以来の大幅減となった。今週は1月消費者物価の発表がある。11月に3.6%と最小値をつけた後12月は4%に戻している。予想は4.6%と高い。

(南アと新型コロナウイルス感染拡大)
 南アでは2月10日時点で、新型コロナウイルス感染例は発表されていない。南ア国立感染症研究所(NICD)は2月7日、感染の疑いがあるとして検査していた42人全員が陰性であることを確認したと発表した。
中国国内には南ア人の留学生や英語教師らが約3,000人生活しており、そのうち武漢に住む200人以上が移動制限の対象となっている。南ア政府は在中南ア人の緊急避難は「必要ない」との見解を示しており、現地大使館・総領事館を通じてSNSなどを利用し、現地の南ア人に24時間態勢で情報を配信している。今回の新型コロナウイルス感染拡大による南ア経済への影響を現時点で予測することは難しい。しかし、中国は南アにとって輸入の18.4%(2018年)、輸出の9.1%(同)を占める最大の貿易相手国であることから、中国の経済活動の停滞やそれに伴う需要の減少は中長期的に南ア経済に影響をもたらす恐れがある。
 
(格付けと大統領演説)
ラマポーザ大統領は、格付け会社の主な懸念要素である公務員給与の抑制に向け、労組と協議したと述べたが、具体的な内容は示さなかった。

(SWFは)
 ラマポーザ大統領は政府系ファンド(SWF)と幅広い金融サービスを提供する国営銀行の創設構想も打ち出した。ただ、南アフリカは石油・天然ガス収入が乏しく、鉱業セクターも民間企業が主体であるため、過去にも表明されていたSWF創設案に対してアナリストは懐疑的だ。

(次の焦点)
2月26日(水)の予算教書。格下げ防止のため、財政安定のための増税が提案されるだろうが、大統領施政方針演説と同じく、野党EFF(経済的解放の闘士、代表ジュリアス・マレマ)の反発を受けるだろう。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン下位でもみ合う

 日足。ボリバン下位。2月10日-14日の上昇ラインがサポート。2月12日-14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足。2週連続陽線も上ヒゲが長い。2月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。2月3日週-10日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足。4か月連続陽線から1月は陰転。19年8月-20年1月の上昇ラインがサポート。
1月-2月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限は6.90あたり。
 年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。16年19年の上昇ラインがサポート。
15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

南ア競争当局、ペプシコのパイオニア・フーズ買収を承認

米清涼飲料大手ペプシコによる南アのパイオニア・フーズグループ買収を条件付きで承認することを勧告。条件には、新会社による雇用創出などが含まれる。
競争委員会は、同取引が、競争の実質的な阻害/低減につながらない可能性が高いと判断。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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