読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

最強通貨堅持、対米貿易世界一、国内向け送金堅調、大統領支持高い

f:id:okinawa-support:20190828090023p:plain

 

総括

最強通貨堅持、対米貿易世界一、国内向け送金堅調、大統領支持高い

予想レンジ 5.6-6.1
 
(ポイント)
*19年対米貿易は中国、カナダを抜いて世界一となった
*海外居住者からの国内送金が増加
*大統領支持率は71%と高い
*19年は財政黒字
*来週は利下げ予想のある政策金利決定だが本日の消費者物価に注目したい
*2019年のGDPは10年ぶりのマイナス成長
*2019年は20年ぶりの貿易黒字
*11月小売売上は強い
*インフレ低下継続、利下げ観測あり
*米中貿易戦争はメキシコに漁夫の利となった
*自動車輸出は米国頼みである
*成長見通し下方修正 
*大型財政出動あり
*海外からの直接投資が増加している
*政府はペメックスに支援、格付け会社は好感
*大統領の支持率はピークより低下し60%を割り込んだ

(メキシコペソ円、上昇も日足、週足でボリバン上限に到達で一服。年初来最強通貨維持)
対米貿易が世界一、海外のメキシコ人からの国内向け送金急増。大統領支持率71%で19年GDPマイナス成長でも衰えず。株価も堅調。以下詳細は後述

(対米貿易が世界一) 
2019年の対米貿易は、中国やカナダを抜いてトップに立った。貿易総額は6145億ドルで2018年より0.5%増加した。輸出は3.5%増加して3581億ドル、輸入は3.4%減少して2564億ドルであった。対米貿易黒字は1018億ドルで2018年より26.2%増加した。米国の対メキシコ貿易は米国の総貿易額の14.8%となる。メキシコについでカナダ、中国、日本、独、韓国と続く。米中関税戦争でメキシコから米国への輸出が伸びた。

(もう一つのペソ高要因は被仕向送金)
2019年の海外居住のメキシコ人からのメキシコ国内への送金は360億ドルで2018年から7%増加した。ペソ買いの一つの要因だ。殆どが米国からの送金であった。
 海外居住者からの自国への送金額(国別)ではインド、中国に次いで3位である。ただ米国からの送金では世界一。米国には750万人と多数のメキシコ人が働いているからだ。
  
(強い大統領支持率、71%)
ロペス・オブラドール大統領の支持率は1月で71%(El Financiero,紙)前回12月調査より1%低下した。メキシコ経済は10年ぶりマイナス成長となったが、大統領の人気は高い。大統領は「指標を重要視していない。経済成長は、少ない人に多くのお金が集まっていることを意味することもある。より良い所得の配分を達成し、皆が恩恵を受けることが重要だ」とした。

(今週の指標、来週の指標)
今週は1月企業信頼感は48.8で12月の49.3から低下。製造業PMIは49で12月の47.1から上昇した。本日は1月消費者信頼感指数、消費者物価、自動車生産などの発表がある。来週は12月鉱工業生産や政策金利決定がある。

(2019年の基礎的財政黒字、予算の想定上回る)
財務省は、2019年の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字が国内総生産(GDP)比で1.1%となり、予算で想定していた1%をわずかに上回ったとする声明を発表した。年末の時点で財政状態は予想よりも良好だったとしている。
 これに先立って、公的債務を厳格に管理する方針を示すとともに、政府の今年の資金需要が昨年を下回ることを明らかにした。昨年は格付け会社が相次いでメキシコの格付けや格付け見通しを引き下げた。
財務省は声明で、メキシコ経済が低迷していることを認める一方、「年末時点で財政状態は予想よりも良好だった。健全な財政を目指してきたわれわれの取り組みが正しかったことを立証している」と強調した。

テクニカル分析

ボリバン上限到達し一服、年初来最強通貨

 日足、ボリバン下限から急騰。1月30日-31日の下降ラインを上抜く。ボリバン上限に到達。2月4日-5日の上昇ラインは下抜く。2月3日-4日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
 週足、今週は1月20日-27日の下降ラインを上抜いて再びボリバン上限に到達。1月6日週-2月3日週の上昇ラインがサポート。
 月足。19年4月-12月の下降ラインを上抜く。19年10月-12月の上昇ラインがサポート。
 年足。16年-19年の上昇ラインがサポート。17年-18年、14年-15年の下降ラインを上抜く。

f:id:okinawa-support:20200207090620j:plain



VAMOS MEXICO

新型肺炎に感染疑いの10人は全員陰性、メキシコでは感染者なし

新型肺炎の世界的な拡散により、メキシコでは2月3日までに10人の感染が疑われたが、保健省は同日、検査結果は全員陰性だったことを発表した。ロペス・オブラドール大統領は2月4日の会見で、「メキシコでの感染者が確認されていない状況にほっとしている。引き続き保健省を通じて情報を提供していく」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。