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2月5日(水)ドル/円
基調
上昇一服
目先の注目材料
・米1月ISM非製造業景況指数
・米長期金利、主要国株価
米ISM非製造業景況指数で110円台回復は困難か
ドル/円は、新型コロナウイルスを巡るリスク回避の円買いが逆流する形で109円台半ばまで上昇した。
その後はやや伸び悩んでいるものの、今夜発表される米1月ISM非製造業景況指数が予想を上回れば110円台の回復に向けた動きが強まるとの期待もあるようだ。
もっとも、米国経済は製造業の不振を非製造業(サービス業)がカバーしているとの見立てが一般的で、非製造業の景況感が多少上ブレしてもポジティブ・サプライズにはなりにくいと考えられる。
ドル/円は、日足ボリンジャーバンドの中心線でもある20日移動平均線付近の「居心地が良い」水準に値を戻しているだけに、109円台後半から節目の110.00円にかけては戻り売り圧力が強まりそうだ。
なお、2019年のISM非製造業景況指数の最高値は2月に記録した58.5であり、今回これを上回るほどの上昇が見られれば話は別だが、市場予想(55.1)を多少上回る程度では110円台の回復は難しいだろう。
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