NZドル/円(4時間足)
目次
▼直近1週間のポイント
足元のNZドル/円は約2カ月ぶり安値から反発
直近1週間のポイント
・中国新型肺炎リスク
☆中国当局が大規模資金供給(リスク緩和)
☆株価の反発とともにNZドルにショートカバー
・NZ10-12月期失業率低下
足元のNZドル/円は約2カ月ぶり安値から反発
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、NZドル/円は3日に69.94円前後まで下落して昨年11月以来の安値を付けました。
しかし、4日には中国人民銀行(中央銀行)が連日の大規模資金供給を実施した事で市場心理が安定。
世界的に株価が値を戻す中、NZドルはショートカバーの動きが活発化。
NY市場終了後に発表されたNZ10-12月期雇用統計で失業率が低下した事もあって、71.20円前後まで反発しました。
5日の東京市場ではやや伸び悩んでいますが、71.00円前後の高値圏は維持しています。
目先のNZドル/円の注目ポイントはNZ中銀と新型ウイルス
NZ中銀(RBNZ)が12日に政策金利を発表します。
今回は1.00%に据え置くとの予想が主流で、NZ金利先物も利下げはほとんど織り込んでいません。
ただ、現地エコノミストの中には、サプライズ利下げを予想している向きもいるようです。
7日にRBNZが発表する、今後2年間についてのインフレ予想(調査)の結果にも注目です。
また、12日の政策金利発表後にはオアRBNZ総裁が会見を行います。
今後の政策スタンスを巡る総裁発言にも注目が集まりそうです。
その他、足元でやや下火になりつつある新型ウイルスを巡るリスク回避の動きが再燃しないかという点もNZドル/円のポイントです。
来週までのNZドル/円の見通し
予想レンジ
69.500~72.000円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
・2/7 RBNZ2年インフレ予想
☆2/12 RBNZ政策金利
☆2/12 オアRBNZ総裁会見
・新型コロナウイルスを巡る動向
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