2020年2月3日
【ドル/円】:下値抵抗に跳ね返される可能性。108円割れで終えた場合はトレンドに変化。
ドル/円は直近の日足が陰線引けとなり、前日のタクリ足を打ち消しています。やや下値リスクの高いものですが、108.10-20に日足の下値抵抗が、108.00-10に週足の抵抗があり、これらに跳ね返される可能性を残しています。一方で上値も108.90-00、109.40-50に日足の上値抵抗が控えており、これらを上抜けきれない可能性がまだ高い状態です。 短期トレンドは、108.00割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段のドル下落に繋がり易くなります。 足元では突っ込み売り、飛びつき買いに注意が必要ですが、月足が108.50~109.00にあった下値抵抗を守り切れずに越月しており、下値リスクが点灯していることから、反発に転じても月足の上値抵抗を上抜けきれない可能性も高いと見られます。2月足の上値抵抗は109.00~109.50、110.00~110.50にあります。 ドル買いは108.10-20で押し目買い。損切りは107.80で一旦撤退です。売りは1日様子見か、109.00-10の戻り待ち。損切りは109.60で撤退です。これが付いた場合でも110.20-30の抵抗を上抜けて終えない限り、下値リスクを残します。 日足の上値抵抗は108.90-00、109.40-50、109.80-90に、下値抵抗は108.10-20、107.60-70にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。戻り売り方針で。
ユーロ/円は小陽線で終えており、単体では上昇余力に欠けるものですが、120.00-10の日足の抵抗を守って終えており、上値余地が若干拡がる可能性があります。しかし、週足の形状が悪化しており、120.40-50、121.00-10にある上値抵抗を上抜けきれない可能性も高いと見ます。買いは様子見です。売りは120.40-50の戻りを軽く売って、120.70で浅めに一旦撤退するか、121.00-10の戻り待ちとします。この場合の損切りは121.60で撤退です。短期トレンドは122円台を回復すればニュートラルな状態に戻しますが、124円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】:上値抵抗を上抜けられない可能性に注意。
ユーロ/ドルは続伸。1.1000-10の日足の抵抗を守り切った感がありますが、上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。日足の上値抵抗が1.1120-30に、週足の抵抗が1.1200-10に控えており、これらをクリアしない限り、短期トレンドは変化しません。買いは様子見か1.1030-40で軽く試し買い程度に。損切りは1.0980で撤退です。売りは1.1110-20で戻り売り。損切りは1.1160で撤退です。1.1150超えで終えれば下値リスクが軽減、1.1200超えで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に1.0900割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。
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