いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
1月31日(金)豪ドル/円
基調
上値重い
目先の注目材料
・新型コロナウイルスの感染状況
・主要国株価、国際商品価格
新型ウイルス悲観の修正でも戻りが鈍い
豪ドル/円は、昨日のNY市場で昨年10月10日以来の安値となる72.80円前後まで下落した。
その後、世界保健機関(WHO)が国際的な「緊急事態」を宣言すると中国の新型コロナウイルスの感染拡大への過度な警戒感が緩み、本日の東京市場では73.40円台に反発する場面があった。
しかし、買い一巡後は再び73.10円台に押し戻されるなど豪ドルの上値は重い。
なお、中国当局が今朝方に発表した30日時点のウイルス感染者は前日から1982人増えて9692人となり、死者は43人増の213人と拡大ペースが加速している。
週末の間も感染拡大が続くと見られるだけに、欧米市場に向けて豪ドル選好の動きが強まる事は考えにくい。
欧米の株式市場が堅調に推移したとしても、中国の動向に敏感な豪ドル/円は新型ウイルス懸念に上値を抑えられそうだ。
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