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1月23日(木)ユーロ/ドル
基調
方向感模索
目先の注目材料
・1/23 ECB理事会、ラガルドECB総裁会見
・主要国株価、国際商品価格、米長期金利
ECB「戦略的見直し」に着手
本日は、欧州中銀(ECB)が今年初めての理事会を開く。
金融政策の変更は見込まれず、政策金利や資産買い入れの規模およびフォワードガイダンスは据え置きとなる公算が大きい。
他方、ECBは今回の理事会で金融政策の「戦略的見直し」に着手する予定となっている。
「戦略的見直し」はマイナス金利の副作用に配慮した金融緩和の見直しというイメージが先行しているが、ECBは具体的な内容を正式には発表していない。
報道によれば、現状「2%弱」としている物価目標の取り扱いなども見直しの対象になっているようだ。
もっとも、ラガルドECB総裁は昨年12月の記者会見では1年程度の時間をかけて「戦略的見直し」を議論する方針を示しており、本日の理事会で何らかの決定がある可能性は低い。
見直しのメニューが正式に発表される可能性はあるが市場への影響は小さいと見られる。
本日のECB理事会は、ユーロ/ドル相場が概ね1.1050~1.1200ドルの足元の取引レンジから抜け出すきっかけになる公算は小さいだろう。
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