2020年1月10日
【ドル/円】:ドル強気を維持。上値抵抗にも注意。
ドル/円は2手連続陽線引けとなり下値を急角度で切り上げています。日足の形状がしっかりしており、急落に繋がり難いものの、108円台半ばの足元の弱さを残していることや、1/8に付けた107.70(安値107.65)から押し目のないまま109.50(高値109.58)まで、既に180銭の上昇を見ておりドル円の短時間での一相場である180~220銭のターゲット内に入っています。このまま続伸に繋げた場合でも110円台乗せ定着は難しいでしょう。 ドル買いは108.50-60の押し目待ちとします。損切りは107.80で撤退です。ドル売りは109.50-60で軽く売り向かい。損切りは110.20で撤退です。ドル売りは浅い利食いを着実に。 今日については米雇用統計を控えて日中は、値動きが乏しい展開となりそうです。市場予想は失業率3.5%、非農業部門雇用者数+16万人です。 日足の上値抵抗は109.50-60、110.20-30に、下値抵抗は109.00-10、108.50-60、108.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。上値抵抗にぶつかる可能性に注意。
ユーロ/円は小幅続伸となりました。121.40-50の抵抗を上抜けて終えていますが、上昇余力の強いものではないので、上値トライに失敗する可能性にも注意が必要です。短期トレンドは122.50-60の抵抗をクリアすればニュートラルな状態に戻しますが、123円台で越週しない限り、上値余地も拡がり難いでしょう。買いは様子見か120.50-60の押し目待ち。損切りは119.80で撤退です。
【ユーロ/ドル】:下値抵抗を守った状態。上値が重い状態続く。
ユーロ/ドルは小幅続落。下げ余力の強いものではなく、下値抵抗を守っていますが、日足の形状が悪化しており、下値余地が次のサポートポイントである1.1050近辺まで拡がる可能性があります。買いは1日様子見か1.1050近辺の押し目を軽く拾って1.1090で撤退です。これが付いた場合はニュートラルな状態に戻しますが、1.0900割れで終えない限り“ユーロ弱気”に変化しません。売りは様子見か1.1170-80の戻りを待って軽く売り狙い。損切りは1.1220で撤退です。
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