いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ！
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12月20日（金）トルコリラ/円
基調
不安定
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
当局の為替スワップ規制
トルコリラ/円相場は、昨日の海外市場で一時18.33円前後まで下落して約2カ月ぶりの安値を付ける場面があった。
トルコ銀行調整監視機構（BDDK）がトルコ国内の金融機関に対して、非居住者と行う期間7日以内の為替スワップ取引を自己資本の10％までに制限する通達を出した事がリラの下落に繋がった。
当局からの詳細な説明はないが、投機的なリラ売りを抑制するための規制だとすれば、その意図に反してリラが売られた格好だ。
規制を受けてトルコの短期金利市場が不安定化しており、金利差を狙ったキャリートレードの魅力が薄れた事や、当局の突然の規制によって市場参加者の間でトルコ金融市場に対する信頼が揺らいだ事がリラ売りの背景と考えられる。
今回の措置は、スポット取引に制限を設けたものではなく、トルコリラ/円の取引に大きな支障が生じる訳ではない。
とはいえ、トルコ短期金利市場の混乱が続けばリラ相場も不安定な値動きとなりやすい。
当面のトルコリラ/円の取引には細心の注意が必要であろう。
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