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指標悪化も経常黒字で支える

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総括

指標悪化も経常黒字で支える

予想レンジ 5.4-5.9

(ポイント)(今週=企業信頼感、製造業PMI、消費者信頼感、来週=消費者物価、鉱工業生産)
*3Qも経常収支は黒字となった、経常収支の改善でペソは弱くはない
*12通貨中3位でまずまずの強さ。円より若干強い
*今週前半は米の南米への追加関税示唆で売られた
*最近の経済指標は弱く次回の利下げ観測もあり
*成長見通し下方修正
*大型財政出動あり
*消費者物価の低下や低成長で政策金利は3回連続引き下げられた
*貿易収支も改善中
*海外からの直接投資が増加している
*新NAFTAの批准(米国、カナダ)はまだ不安定
*米中貿易戦争で米国ではメキシコからの輸入が増加している
*政府はペメックスに支援、格付け会社は好感
*大統領の支持率はピークより低下したが依然60-70%はある
.*米墨貿易は米からの輸出も2430億ドルあり、報復関税合戦では米国にも痛手

(週初下落、週後半戻す)
 週初は下落したが再び5.6台にのせている。週初はトランプ米大統領が、ブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに直ちに関税を課すと表明した。両国の意図的な通貨切り下げで米農業部門が圧迫されているとの考えから報復措置を打ち出したものとみられる。これがペソ売りにも波及したが、週後半は米中通商協議の進展観測で戻している。

(今週の経済指標は弱い)
11月企業信頼感指数 49.9 前月は50.0
11月製造業PMI 48 前月は50.4
11月消費者信頼感指数 43.5 前月は43.9
 
 特に製造業PMIは2011年4月の調査開始以来最低の水準になった。
売上高が減少した影響で、生産と素材購入、雇用の縮小ペースが過去最大を記録。また先行き不透明感を背景に、企業の信頼感も最低に沈んだ。
メキシコ経済は今年上半期に緩やかな景気後退に見舞われ、3Qもゼロ成長にとどまったことから、製造業PMIは過去12カ月のうち7カ月で50を下回っている。

(IMFや民間銀行もほぼゼロ成長と予測)
メキシコ中銀が中央銀行の調査結果によると、国内外36の民間シンクタンクによる2019年のメキシコのGDP成長率平均値(10月調査時点)は0.26%となり、前月から0.17ポイント低下した。IMFは、2019年のメキシコの成長率は0.0%で、2020年が1.3%、2021年が1.9%だった。他方、民間銀行の2019年末の最新経済予測によると、シティバナメックスが0.3%、バークレイが0.1%、バノルテとスコシアバンク、CIバンコが0.0%などとなっている。

(それでも強い今年のペソ)
 2Q,3Qと連続で経常黒字を記録したことにある。貿易収支の改善と海外からの送金の増加によるもの。2Qは51.4億ドル、3Qは20.1億ドルの黒字

テクニカル分析

ボリバン下限から反発

 日足、ボリバン下限から反発。雲の上に出られるか。11月29日-12月5日の下降ラインが上値抵抗。12月4日-5日の上昇ラインがサポート。5日線はまだ下向き。ボリバン中位
 週足。雲の上に出られず。11月11日週-12月2日週の下降ラインを上抜けるか。
9月30日週-12月2日週の上昇ラインがサポート。
 月足。ボリバン下限下抜きから戻す。19年8月-9月の下降ラインを上抜く。19年9月-10月の上昇ラインは下抜く。19年8月-9月の上昇ラインがサポート。19年10月-11月のダブルトップ5.72が上値抵抗。
 年足。16年-18年の上昇ラインを下抜くも再び上抜き返す。14年-15年の下降ラインが上値抵抗。陽転。

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VAMOS MEXICO

メキシコ大統領、新NAFTA巡る米民主党の要求批判

ロペスオブラドール大統領は、北米自由貿易協定(NAFTA)の後継となる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を巡り、米民主党がメキシコ労働市場の外部監視を米議会での批准の条件に挙げたことを批判し、協定案を修正するならメキシコ上院の承認が必要だと指摘した。
メキシコは今年USMCAを批准したが、米国は民主党がメキシコの新たな労働規定の実効性確保を求めているため、批准に至っていない。
ロペスオブラドール氏は「何らかの査察が必要だというのは受け入れられない」と反発。米国、メキシコ、第三国の代表で構成する委員会が、長期にわたり労働基準を点検することを受け入れる用意はあると述べた。協定に追加を行うのであれば、メキシコ上院が口出しする権利があるとした。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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