2019年12月3日
【ドル/円】:下値抵抗を守った状態。ドルの押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。
ドル/円は、ISM製造業景況感指数が予想に反して悪化したことから安値圏で引ける陰線引けとなりました。また、トランプ米大統領がブラジルやアルゼンチン産の鉄鋼などに追加関税を課す方針を示したことも嫌気されています。日足は、下値を切り上げる流れを維持して引けており、反発に転ずる可能性を残していますが、108.60以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。 今日のドル買いは108.90-00で軽く押し目買い。損切りは108.40で撤退です。損切りが付かない場合でも108.60以下で終えた場合は日足の形状が悪化するのでドル買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。ドル売りは109.40-50で戻り売り。損切りは110.10で撤退です。 日足の上値抵抗は109.50-60、109.80-90に、下値抵抗は108.90-00、108.60-70、108.00-10にあります。
【ユーロ/円】:押し目買い方針で。
ユーロ/円は実体の小さい陽線引けとなりました。上昇余力の強いものではありませんが、121円台に実体を乗せて来れば一段の上昇に繋がり易くなります。買いは120.20-30の押し目待ちとします。損切りは119.80で浅めに一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは119円割れで変化します。
【ユーロ/ドル】:上値余地を探る動き。
ユーロ/ドルは陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが1.1000近辺の足元が固まった感があり、下値リスクが軽減された形となっています。買いは1.1020-30で押し目買い。損切りは1.0980で撤退です。売りは1日様子見か1.1080-90の戻りを軽く売って1.1110で浅めに撤退です。1.1150-60の抵抗を実体ベースで上抜ければ下値リスクが後退します。短期トレンドは1.0950割れで再び下値リスクが点灯します。
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