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【豪ドル米ドル】下落トレンドが鮮明化

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

11月28日(木)豪ドル/米ドル

基調
下値模索

目先の注目材料
・米中通商協議の行方
・豪長期金利、米長期金利
・主要国株価、国際商品価格

下落トレンドが鮮明化

豪ドル/米ドル相場の下落トレンドが鮮明になっている。
米中通商協議への楽観的な見方が広がり世界的に株価が堅調に推移しているのとは対照的な動きと言える。
豪ドル安の最大の背景は、豪中銀(RBA)の金融緩和観測だろう。
足元では、豪大手銀行ウエストパックが、RBAは2020年に2回の利下げを行い、政策金利を0.25%まで引き下げるとともに下半期には量的緩和(QE)を開始するとの予想を発表した事が話題になった。
ロウRBA総裁は「QEが必要になる可能性は低い」との見解を示しているが、インフレと雇用に関する最新の豪経済指標が冴えない内容であっただけに、市場は来年の追加利下げとQEを織り込みつつある。
その結果、豪2年債利回りは0.64%前後まで低下しており、米2年債利回り(27日1.625%前後)との格差は再び1%ポイントに迫っている。
RBAによる追加利下げとQE開始の織り込みがさらに進めば、米豪金利差の拡大とともに豪ドル/米ドル相場の下落トレンドが継続する事になろう。
豪ドル/米ドル相場は本日も月初来安値を更新中で、0.6758ドル前後まで軟化しており、10月初旬に付けた直近安値(0.6671ドル前後)を視野に入れた動きとなっている。

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