豪ドル/円(4時間足)
直近1週間のポイント
☆米中問題を巡り一喜一憂も方向感欠く
・米株高は豪ドル高に繋がらず
足元の豪ドル/円は73円台後半を中心に小幅な値動き
21日には米下院が、香港反体制デモの支援に繋がる「香港人権法案」を可決した事を受けて73.49円前後まで弱含みましたが、米国が12月15日に予定していた対中関税の発動を延期するとの観測報道で一時74円台を回復。
その後も、米中関係を巡る報道に一喜一憂しながら73円台半ばでは底堅い一方、74円台に乗せると失速するなど、方向感に乏しい展開となりました。
なお、この間米国株は連日の史上最高値更新となりましたが、豪ドル/円の上伸には繋がっていません。
目先の豪ドル/円の注目ポイントは政策金利
12月3日に豪中銀(RBA)が政策金利を発表します。
現地エコノミストの予想では政策金利を0.75%に据え置くとの見方が優勢ですが、10月雇用統計が軟調だった事などから一部には0.50%への利下げ予想も見られます。
ただし、豪政策金利先物市場は0.50%への利下げを10%強しか織り込んでいません。
仮に今回、政策金利を据え置くとすれば、次の利下げの機会は来年2月(1月は夏休みのため)となるだけに、RBAがどのような判断を下すか注目したいところです。
その他、4日には豪7-9月期国内総生産(GDP)の発表も予定されています。
また、引き続き豪ドル相場は米中通商協議を巡る報道にも振らされやすいでしょう。
来週までの豪ドル/円の見通し
予想レンジ
72.500~75.500円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆12/3 RBA政策金利
☆12/4 豪7-9月期GDP
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