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【ポンド/円】可決なら穏健離脱、否決でも離脱延期の見方

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

10月18日(金)ポンド/円

基調
底堅い

目先の注目材料
・10/19 英議会EU離脱協定案採決
・主要国株価、国際商品価格

可決なら穏健離脱、否決でも離脱延期の見方

英国と欧州連合(EU)は昨日、離脱協定案の修正で合意。
次のステップとして英下院による修正協定案の採決に進む事になった。
採決は明日19日土曜日に行われる。
無事に可決されれば英国は10月31日に穏便な形でEUを離脱し、2年間の「移行期間」に入る。
一方で、もし否決となれば、ジョンソン英政権は国内法に則り離脱延期をEUに要請しなければならなくなる。
市場は否決の可能性が高いと見ている模様だが、それでもポンド相場が大きく崩れていないところを見ると、否決の場合でもジョンソン首相が法律を破ってまで「合意なき離脱」を強行する可能性は低いと見ている模様だ。
つまり、「可決なら穏健離脱」、「否決でも離脱延期」という見方が市場に定着していると考えられる。
そうした中、仮に英議会が協定案を否決しても、それだけでポンド相場が強いショックを受けて急落するリスクは小さいと言えそうだ。
ジョンソン首相による「ちゃぶ台返し」的な法律破りの示唆がない限り、月曜朝のポンド/円の「下マド」もそれほど大きくならないのではないだろうか。
反対に、予想外に可決となった場合はポジティブサプライズの度合いが強まりそうだ。
英中銀(BOE)の利上げ観測にも繋がりやすいためポンドは比較的大きく上昇する可能性がある。
ポンド/円の「上マド」も相応に大きくなるだろう。