7日、シリア北東部に展開していた100名弱のアメリカ軍が撤収を始めたと報道された。
これまでトルコとアメリカはシリア北東部の「安全地帯」確保について合意していたが、アメリカ軍の撤収となると、トルコが単独で軍事作戦を行う可能性が高まる。というのも、シリア北東部を支配するクルド人勢力は、エルドアン大統領が敵視する一方、アメリカが支援しているという関係にあったためだ。アメリカ軍撤収でクルド人勢力は後ろ盾を失うことになる。
なお、トランプ米大統領は「トルコが一線を越える行動に出れば、トルコ経済を完全に破壊し、壊滅させる」とツイートしてトルコの軍事行動をけん制した。
一連の報道でトルコリラは下落し、トルコリラ/円は約一カ月ぶりの安値18円30銭台となっている。
※野村雅道 「メルハバレポート」に、より詳しく解説がございます。
「10月8日号:リラ急落、トランプ大統領のシリア撤退発言で混乱 ただ修正発言もあり」
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