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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
9月26日（木） メキシコペソ/円
基調
戻り試し
目先の注目材料
・9/26 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
25bp利下げは織り込み済み
本日は、メキシコ中銀が政策金利を発表する。
市場は25bpの利下げを確実視しており、政策金利は7.75％になると見られている。
9月に入り、欧州中銀（ECB）と米連邦準備制度理事会（FRB）が相次いで利下げに動き、日銀も10月の利下げを示唆している。
メキシコ中銀が織り込み済みの利下げに動いても、相対的な高金利の地位は揺るがないため、ペソ安圧力は生じにくいと考えられる。
予想通りの25bp利下げであれば、むしろペソが上昇してもおかしくない。
カギとなるのはメキシコ中銀のインフレ警戒姿勢であろう。
同国のインフレが鈍化傾向にある中、中銀がインフレ警戒姿勢を弱めれば、追加利下げ観測を呼びやすい。
ただ、メキシコ中銀は伝統的にインフレ・ファイター（景気より物価を重視する姿勢）だ。
足元で鈍化傾向とはいえ、インフレ率が依然として中銀目標（2-4％）の中央値を上回っている状態でスタンスを大きく修正する事は考えにくい。
いずれにしても利下げ幅を確認した後は声明に注目が集まりそうだ。
