外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象にアンケートを実施。
集計した回答から見えてくる傾向を紐解きます。
調査期間
2019年9月20日(金)13:00~2019年9月24日(火)24:00
有効回答数
814件
Q1.ドルと円以外のクロス通貨で現在取引している、または今後取引してみたいものはどれですか?(いくつでも)
安定のユーロ/ポンド人気
外為どっとコムでは9月30日(月)より新たに10通貨ペアを追加導入します。
そこで今回は先日のジーコムサーベイに続き、外為どっとコムのお客様にも「ドルと円以外のクロス通貨で現在取引している、または今後取引してみたいものはどれですか?(いくつでも)」とお聞きしてみました。
その結果は「ユーロ/ポンド」が44.9%と最も多く、「ユーロ/豪ドル」が15.1%、「ポンド/豪ドル」が9.0%、「豪ドル/NZドル」が8.4%、「ユーロ/トルコリラ」が7.9%などと続きました。
ツイッターでアンケートをとった結果(56%)ほどではないものの、ここでもユーロクロスの代表格であるユーロ/ポンドに人気が集中しました。
自由記述形式によるコメント欄でその理由をお聞きしたところ、「取引量の多い通貨だから」と流動性の高さが挙られたほか、「EU離脱で大きな動きが期待できるため」など今後のボラティリティに期待する向きも見られました。
また、なかには「監視通貨ペアとして活用できる」との声もあり、欧州通貨をトレードする際の有力な材料とみる方もいるようです。
さらにボラティリティに着目する向きは2位以下の「ユーロ/豪ドル」や「ポンド/豪ドル」にも見られ、こちらのコメント欄では「ボラティリティが高く短期的なトレードは面白い」「朝から晩までよく動くから」との声も散見されています。
一方で「ユーロ/トルコリラ」を選んだ方からは「トルコリラの高金利が魅力」との声が寄せられており、通貨ペアの特性と自身のトレードスタイルを把握したうえで適切に回答している姿が窺えました。
Q2.新興国通貨で現在取引している、または今後取引してみたいものはどれですか?(いくつでも)
高金利通貨=トルコリラの認識定着
次の設問は「新興国通貨で現在取引している、または今後取引してみたいものはどれですか?(いくつでも)」です。
こちらの結果は「トルコリラ」が29.3%と最も多く、次点の「南アフリカランド」が15.3%、「メキシコペソ」が13.4%、「中国人民元」が12.7%などと続きました。
「トルコリラ」がトップを飾ることは予想通りでしたが、その割合も約3割と高い人気を改めて確認する結果になりました。
そのコメント欄もやはり「スワップポイントが魅力だから」などと金利の高さを挙げる声が多くみられたほか、「米中関係が落ち着いたあとの新興国の発展の要として存在するのでは」といった中長期的な経済発展に期待する意見もありました。
続く2位と3位の「南アフリカランド」と「メキシコペソ」のコメント欄にもやはり高金利を理由とする声が並びましたが、こちらも「今後経済成長が見込めるのはアフリカ」や「(メキシコは)若い労働人口に魅力を感じる」などと両国の将来性に期待する声が挙がっています。
一方、5位の「インドルピー」は10.7%とさほど得票率は伸びなかったものの、数多くのコメントが寄せられました。
その内容には「これからの爆発的発展力が見込まれる」「今後経済大国になりそうで将来性がある」「前途有望な途上国通貨であるため」など前向きなものが立ち並び、トップ3の高金利組と比較しても通貨そのもののファンダメンタルズへの期待感がさらに強く感じられるものとなりました。
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