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4週ぶりの週足陰線となった理由は。大統領は訪米。通貨最下位、株価11位、

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総括

4週ぶりの週足陰線となった理由は。大統領は訪米。通貨最下位、株価11位、

予想レンジ トルコリラ/円 18.0-19.5

(ポイント)
*6月失業率、7月小売売上、9月消費者信頼感指数がいずれも悪化
*中東緊張はトルコにとってデメリット
*NYで米トルコ首脳会談あり。ロシアからのミサイル搬入について話し合う
*中国が3番目の貿易相手国に
*2回連続で政策金利は大幅に引き下げられた
*経常収支は改善中
*今年はプラス成長に転じるか
*CPIも低下傾向
*エルドアン大統領は政策金利が一桁台になることを示唆
*来年は5%成長を目指す
*内外での政治絡みのトラブルが多い
*EUとの難民問題あり
*観光業は好調
*海外からトルコ国内への投資は増加
*トルコは軍事でよりロシアに接近している
*フィッチが格下げ

(国内外でネガティブなニュース)
国内外でネガティブなニュースが相次ぎ、先週トルコリラは対円、対ドルで下落した。4週ぶりの陰線で上ヒゲも長い。米中通商協議進展観測で上昇していたが、中国側が米農家視察を急遽中止したことで交渉が難航したかの思惑で下落した。サウジアラビア原油施設へのテロ攻撃もリスク回避の売りとなった。国内では6月失業率、7月小売売上、9月消費者信頼感指数がいずれも悪化した。また金融当局が銀行に不良債権を年内に処理するよう要請したことで銀行の利益が20%程度減少する観測も悪材料となった。

(米トルコ首脳会談)
 今週はエルドアン大統領が国連総会に出席、トランプ大統領とも会談する。ロシアからのミサイル購入問題で悪化した対米関係が改善できるかどうか。

(トランプ氏、ロシア製ミサイル購入でトルコの立場理解)
トルコ政府高官は、トランプ大統領はトルコがロシア製ミサイル防衛システム「S400」を購入した理由について理解を深めており、この問題でトランプ氏が対トルコ制裁に踏み切ることはない見通しだと述べた。
「トランプ氏はトルコがS400の購入に至った経緯の背景にある過去の流れ全体を理解した」という。ムニューシン財務長官は先週、対トルコ制裁を検討しているが決定はなされていないと述べていた。

(サウジ攻撃で石油高止まりならトルコ経済政策に遅れ)
トルコはインフレの抑制や景気後退からの脱却を目指しているが、先週末のサウジアラビア石油施設への攻撃で石油価格が高止まりすれば、こうした取り組みに遅れが生じかねない、との見方がでている。トルコはエネルギー需要のほとんどを輸入に頼っているためだ。
トルコのインフレ率は昨年10月、通貨リラ急落の影響で一時25%強と15年ぶりの水準に上昇したが、8月は15.01%と予想外の水準に低下。中銀もインフレ率の低下に合わせて利下げを進め、年末のインフレ率が当初予想の13.9%を下回る見通しだとして、12日に政策金利を3.25%引き下げて16.5%とした。
しかしトルコはエネルギー需要をほぼすべて輸入に依存しており、石油価格が急上昇すれば国内のインフレ鎮静化のペースは鈍りそうだ。

(トルコ銀行株が下落)
トルコ規制当局が各行に460億リラの不良債権を年内に処理するよう要請したことが売り材料となった。トルコ銀行調整監視機構(BDDK)は9月17日、年内に不良債権460億リラを処理し、貸倒引当金を計上するよう銀行に要請した。これにより銀行の利益が20%程度減少する可能性があるとみられている。

(中国が3番目の貿易相手国に)
ペキジャン商業大臣は、「欧州で最もダイナミックな経済を持つトルコとグローバルパワーの中国の協力は、中東、バルカン半島、欧州への新たな息吹、これらの経済への貢献になるであろう」と話した。大臣は、「2001年に11億ドルであった中国との貿易額は、2018年時点で236億ドルに達した。中国はもはやわれわれのドイツとロシアに続く最大の貿易パートナーとなった」と述べた。
中国企業のトルコのインフラ施設関連の投資は150億ドルに達した。投資に関する協力は非常に大きな勢いを増した。観光に関しても昨年(2018年)中国で「トルコ年」が宣言され、観光客40万人がトルコを訪れた。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

雲中から反落

日足、ボリバン上限から反落。20日線は上抜くも雲に入りきらず。9月16日-17日の上昇ラインを下抜く。9月2日-23日の上昇ラインがサポート。9月19日-20日の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。5日線下向き。
週足、8月26日週の長い下ヒゲで2週連続陽線。7月29日週-9月9日週の下降ラインが上値抵抗。9月9日週-9月16日週の上昇ラインを下抜いて今週はスタート。
月足、19年5月-7月の上昇ラインを下抜く。19年3月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限は15.0あたり。8月は陰線であったが下ヒゲを残し9月は上昇でスタート。
年足 4年連続陰線、今年も陰線。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

トルコ IN  TICAD7

横浜で8月28~30日に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)には、トルコ海外経済関係評議会(DEIK)の呼び掛けにより、トルコから約30人のビジネスパーソンが参加した。
トルコでは、「両国が競合相手ではなく、日本とトルコの強みが互いに補完し合うことが、アフリカへの進出のカギとなる」とする、トルコで東洋鋼鈑と合弁事業を行っているトスヤル・ホールディングのフアット・トスヤル会長の発言が報道されている。
またDEIKは、トルコ以外に、今回のTICAD7に大規模なビジネスミッションを派遣した国がほとんどなかったこともあり、従来の英国、インド、フランスのようなアフリカにおいて積極的に事業展開している国として、トルコの存在感と可能性を日本にアピールできたとしている。トルコ企業各社は、会期中を通じて意欲的にネットワーキングを行い、「想定以上の収穫があった」「かなり手応えを感じた」と評価したところが多く、次回のTICADを含め、今後、国外でのアフリカ関連の国際会議の場にトルコとして積極的に関与していくべき、とのコメントもみられた。なおトルコは、2020年に第3回トルコ・アフリカ・パートナーシップ・サミットの開催を計画している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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