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【ユーロドル】伊政局不安後退もユーロの上昇には繋がらず

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

8月29日(木)ユーロ/ドル

基調
方向感模索

目先の注目材料
・8/29 独8月消費者物価指数
・8/29 米4-6月期GDP・改定値
・独長期金利、米長期金利、国際商品価格

伊政局不安後退もユーロの上昇には繋がらず

イタリアでは昨日、与党左派「五つ星運動」と野党中道左派・民主党(PD)が連立政権の樹立に向けて合意。
両党はコンテ首相の続投で一致した。
これにより、極右「同盟」を利する可能性が高い総選挙の実施がひとまず回避される事になった。
もっとも、こうしたイタリアの政局不安後退はユーロの上昇に繋がらなかった。
ユーロ/ドルは昨日も弱含みの展開となり、一時1.107ドル台へと軟化。
イタリア政局不安が後退する中にあっても独長期金利が低下しており、ドイツを中心とするユーロ圏経済の先行きへの悲観的な見方がユーロの重しとなっているようだ。
こうした中、本日は独8月消費者物価指数・速報値の結果が注目されよう。
市場予想は前月比-0.1%と低下が見込まれており、前年比でも+1.5%に減速(7月:+1.7%)する通しだ。
現状、欧州中銀(ECB)の9月利下げは10bp(-0.40%から-0.50%へ)になるとの見方が大勢だが、量的緩和(QE)再開に関する見方は定まっていない。
独8月消費者物価指数・速報値がさらに下振れするようだと9月のQE再開観測が高まる可能性もあろう。
なお、本日米国では4-6月期国内総生産(GDP)・改定値の発表が予定されており、こちらもユーロ/ドル相場の変動要因となる可能性があるため注目しておきたい。