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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、米雇用統計待ちか

本日のロンドンタイムではユーロ圏の1-3月期GDPの発表が予定されるが、確報値ということもあり、速報値から大きくかい離しない限り、ユーロの反応は鈍いだろう。中東紛争関連で新たな情報が伝わらなければ、NYタイムの米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが広がりそうだ。

 ユーロドルは先週末に1.1686ドルと約2週間ぶりの高値をつけたが、米・イランの平和協議が停滞し、全般「有事のドル買い」意欲が根強いほか、米経済指標に後押しされたドル買いが重しとなり、今週は1.16ドル割れまで押し戻された。対円では4月末以来の186円台を回復したものの、日本当局の円買い介入警戒感が上値を抑えている。

 米雇用統計が弱い結果となればドル売りで反応し、ユーロドルは買われ、ユーロ円は押し目買いにも支えに下値の堅い動きが見込まれる。一方で、米雇用統計が強い結果となれば、ユーロドルは売りに押されるも、気がかりはドル円の動き。ドル円が160円超え水準で上値を切り上げると、介入警戒感が高まる。介入絡みで、円相場は一時的に乱高下する可能性もあり、要注意だ。

 市場は欧州中央銀行(ECB)が11日の理事会で利上げに踏み切ると織り込んでいる。中東紛争の影響もあって、ユーロ域内景気は減速感が高まり、消費に弱さが見られ、エネルギー価格の上昇は生産減少の圧力ともなっている。中東情勢に進展が見られなければ、域内の景気改善は見込みづらいが、ECBの多くのメンバーはインフレ目標達成に向けた信認を維持するためには利上げが必要との認識を示している。ただ、景気減速への警戒感も強く、6月理事会以降の追加利上げには慎重な姿勢を示しており、6月理事会は「ハト派寄りの利上げ」になる可能性が高いか。

・想定レンジ上限
 ユーロドルは日足一目均衡表・雲の上限1.1685ドル。 
 ユーロ円は4月29日安値186.68円。

・想定レンジ下限
 ユーロドルは4月7日安値1.1524ドル。
 ユーロ円は日足一目均衡表・雲の下限184.91円。

(金)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ