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【見通し】株式明日の戦略-AI関連が嫌われて週間では4桁の下落、来週はエヌビディアの決算に注目

15日の日経平均は大幅続落。終値は1244円安の61409円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり857/値下がり674。決算で買われたSUBARU以外にもトヨタ、ホンダ、日産自動車など自動車株が大幅上昇。スクエニHDが決算を受けて急伸しており、任天堂やソニーGなどゲームのハード機を手がける銘柄にも強い動きが見られた。大半の半導体株が嫌われる中、ソシオネクストは5%を超える上昇。決算が好感された浜松ホトニクスやタクマがストップ高となった。

 一方、前日ストップ安のフジクラと決算発表を控えたキオクシアHDが8%台の下落。アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株の多くが値幅を伴った下げとなった。足元で人気になっていたイビデンやレゾナックHDが大幅安。ラサ工業や第一稀元素化学など化学系の銘柄が決算を受けて急落した。

 日経平均は大幅安。きのうフジクラがストップ安となったことから値持ちの良かった銘柄には利益確定売りが出やすくなるとはみていたが、ここまでネガティブなインパクトが大きくなるというのは意外であった。ただ、投資家も慣れたもので、後場に下げ拡大となってもプライムでは値上がり銘柄の方が多かった。今週、業種別でパフォーマンスが良かったのは、保険、卸売(商社)、石油・石炭、輸送用機器(自動車)、ガラス・土石など。来週もこれらの業種には注目しておきたい。


【来週の見通し】
 戻りを試すか。15日の日経平均は4桁の下落となったが、キオクシアHDの決算発表を前にAI関連の利益確定売りが急がれた印象が強い。キオクシアからは好決算が出てきただけに、週明けは反発スタートが見込まれる。AI関連がしっかり戻してくればそれでよしといった雰囲気になるであろうし、戻せない場合にはそれ以外の業種やセクターに資金が向かうだろう。米国ではエヌビディアが水曜20日に決算発表を予定しており、日米ハイテク株の支援材料となるかどうかが注目される。国内では決算発表が一巡して材料難となるが、全体ではいったん過熱感が削がれたことで、好決算銘柄を改めて物色する動きが強まりそう。弱材料にはある程度の耐性を示しつつ、水準を切り上げると予想する。

【今週を振り返る】 大幅安となった。ソフトバンクGやフジクラの決算を消化する週かつ、金曜引け後にはキオクシアHDの決算発表が控えていたことから、AI関連の値動きが不安定となった。そして、日経平均はAI関連の影響を大きく受ける日が多かった。13日にはグロース株からバリュー株への資金シフトが見られる中で強い動きを見せ、史上最高値を更新した。しかし、14日はフジクラが決算を受けて売り込まれたことが嫌気されて600円を超える下落。15日は決算発表前のキオクシアHDのほか、半導体株や電線株が強烈に売り込まれて4桁の下落となった。日経平均は週間では約1304円の下落となり、週足では陰線を形成した。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ