26日の日経平均は3日ぶり反落。終値は145円安の53603円。米国株高などを手掛かりに上昇で始まり、54000円台を回復する場面も見られた。しかし前引けにかけて相場のけん引役だったソフトバンクGが上げ幅を縮めると、日経平均もプラス圏を維持できずマイナスに転じた。後場は上昇一服と判断した投資家の売りが強まり、下げ幅を一段と拡大。下値模索が続き600円近い下落となる場面がみられた。ただ、大引けで一気に下げ幅を縮め、日経平均、TOPIXともに小幅安で終えた。
プライム市場の売買代金は概算で6兆6900億円。騰落銘柄数は値上がり549/値下がり983と値下がりが優勢だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品などが上昇した一方、保険業、電気機器、銀行業などが下落した。
売買代金上位は、フジクラや古河電工などの電線株の一角が引き続き堅調だったほか、外資系証券による投資判断の引き上げが伝わった商船三井が5%を超える上昇となった。一方、ベインキャピタル系ファンドの保有割合が減少したキオクシアHDが大幅安となり、米メモリー株下落を嫌気してアドバンテストなど半導体関連の一角がさえない。前日まで連日でストップ高の東京海上HDは反落した。
値上がり率上位では、米国の資産運用会社が大株主に浮上した武蔵精密工業が急騰。外資系証券が投資判断を引き上げた野村マイクロやキッコーマンが堅調に推移した。一方、値下がり率上位では、スタンダードへ市場変更承認を受けたと発表したユニチカが急落。エンプラスや日本マイクロ、マルマエなど中小型の半導体関連が売りに押された。
今晩26日の米国株市場の動向がカギとなる。26日のTOPIXは小幅安で終え、直近の自律反発が一服する格好となった。3月中旬の価格帯まで戻ったことで、戻り売りが強くなった可能性が高い。ただ、日足のローソク足は下ヒゲを形成し、それなりの下値買いが入っていた。あすはテクニカル面では5日線が上向きに転じる可能性が高く、米国株上昇や夜間の日経平均先物が上昇した場合、あすのTOPIXや日経平均は高寄りスタートから上値を伸ばしやすい環境になることが予想される。権利付き最終日であるため、後場からの大口投資家による配当再投資に伴うTOPIX先物買いへの期待から、先回り買い的な動きも見込まれる。3月18日につけた直近の戻り高値(TOPIX:3717.41P、日経平均:55239.40円)を上回ることができれば、来週は配当落ち分を埋め戻し、反発基調を強めていく公算が大きい。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
