
NZドル/円 来週の見通し RBNZ『利上げを否定するか』が焦点|今後のNZドル円シナリオは!
予想レンジ:91.00円 ~ 93.80円(声明が想定以上にタカ派なら94円台回復余地)
市場環境と現状
NZドル円は2月9日に94.961円まで上昇後、利益確定売りと円高圧力により91.87円まで急落しました。約3円の調整を経て現在は92.30円前後で下げ止まりを模索しています。今回の下落はNZドル主導というより、米ドル円が159円台から152円台へ調整した影響が大きいクロス円主導の下落と考えられます。
現在の相場はトレンド転換ではなく急騰後のスピード調整局面という位置づけです。
最大イベント:2月18日 RBNZ(NZ中銀)政策金利発表
今回の会合は「利上げするか」ではなく「利上げを否定するか」が焦点です。市場は据え置きをほぼ確実視しています。
インフレは目標上限を上回る一方、失業率は上昇基調。市場は9月利上げ68%、10月100%と年後半利上げを既定路線として織り込んでいます。つまり声明がこの期待を肯定するか否定するかが最大の分岐点です。
メインシナリオ:タカ派据え置き
据え置きでも以下が示されれば買い戻しが優勢になりやすいと考えられます。
- インフレ警戒姿勢の維持
- 高金利の長期維持を示唆
- 追加利上げの選択肢を排除しない姿勢
この場合、94.96円から91.87円の下落は押し目として認識され、来週にかけて反発が期待されます。
分岐シナリオ
- タカ派強化:94円台回復余地
- ハト派据え置き:利上げ期待後退で91円台前半へ下押し
円相場という最大の外部リスク
NZドル円は円の影響が非常に大きい通貨ペアです。日銀の追加利上げ観測が続く場合、クロス円全体の上値が抑えられる可能性があります。ドル円が152円割れへ続落する場合、NZドルが強くても上昇は限定的になりやすい点は重要です。
テクニカル分析(MA10・RSI9)

現在のチャートは上昇トレンド中の短期調整終盤の形状です。
移動平均線(10日)
高値以降、価格は10日線を下抜け短期モメンタムは下向きに転換。ただし下落は加速せずレンジ化しており調整局面の特徴が強く出ています。
RSI(9)
70近辺から50割れまで低下し過熱感は解消。売られすぎには到達しておらず、相場はイベント待ちの中立状態です。
テクニカル分岐ライン
上値
- 93.00円:最重要分岐ライン(10日線+心理節目)
- 93円台定着 → 上昇トレンド復帰
- 94.96円:年初来高値
下値
- 91.87円:直近安値サポート
- 91.30~91.00円:次の押し目ゾーン
まとめ
市場は年後半の利上げを強く織り込んでおりNZドルの中期下値は比較的堅い状況です。RBNZがインフレ警戒姿勢を維持すれば91円台後半で底固め→93円台回復が基本シナリオ。来週はRBNZの文言次第で方向が決まるイベント主導相場となり、押し目買い優位の初期局面に入りつつあると判断します。
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