
ここまでの相場
今週のS&P 500は、先週の「グリーンランド・ショック」による急落から力強く切り返し、CFD銘柄である米国SP500では1月28日に7016.33の史上最高値を更新しました。最大の懸念であったFOMCと地政学リスクを、「TACOトレード」と、米BigTechの好決算が打ち消す展開となりました。
今週のマーケット:TACOとFOMC
FOMC:10対2の「タカ派的現状維持」
1月28-29日のFOMCでは、市場予想通り政策金利が 3.50-3.75% に据え置かれました。重要なポイントは以下の通りです。
- 分裂した投票行動:全会一致ではなく、ミラン理事とウォーラー理事が25bpの利下げを主張し反対票を投じる「10対2」の決定となりました。
- パウエルFRB議長の自信:「米国経済はしっかりした基盤の上に立っている」とし、関税インフレも「年央にピークアウトする」との見通しを示しました。市場はこれを「利下げは急がないが、経済は強い(ノーランディング)」というポジティブなメッセージとして受け取りました。
「TACOトレード」の復活と史上最高値
先週の市場を動揺させたEUへの関税による「脅迫」は、ダボス会議でのトランプ大統領発言により事実上撤回されました。市場はこれを 「TACO(Trump Always Chickens Out=トランプは土壇場で怖気づいて手を引く)」 パターンと再び認識しました。この安心感に加え、アップルなどの好決算が寄与し、S&P 500は週間で見ると上昇しました。
長期投資の視点:市場のノイズを無視して「淡々と買う」べきか?
トランプ大統領の発言など、様々な相場変動要因がありますがS&P500は高値を更新しています。今後も買いスタンスでよいのでしょうか。結論から言えば、「イエス(買い継続)」と整理ができます。ただし、以下のデータを根拠とした判断が必要です。
「淡々と買う」を支持する場合の強気材料
- 市場では2026年もビッグテックによるAI主導の相場は続くと見られています。
- S&P 500構成銘柄の半数以上が200日移動平均線を上回っており、一部の大型株だけでなく市場全体への資金流入が見られます。
「新FRB議長=株安」説は本当?
今後テーマになってくる事項として、「新しいFRB議長の人事」が挙げられます。そんな中、市場の一部で囁かれる「新FRB議長就任後にS&P500は下落する」という説について、過去を検証しました。結論としては、その時のマーケット情勢によってマチマチであるため、確たるものではありませんでした。
「下落」説の正体はブラックマンデー?
過去の主要なFRB議長就任後、6カ月以内に起きた最大下落率を検証したところ、1987年のグリーンスパン就任時に歴史的暴落が目につきました。それ以外はボラティリティの高まりはあるものの、マーケット変動の域を出ない形でした。
ですのでFRB議長交代そのものが暴落を招くわけではないようです。しかし、「就任直後は市場との対話が手探りになり、ボラティリティ(変動率)が高まりやすい」という傾向はありそうです。
来週の注目スケジュールと戦略
来週は7,000ポイントの攻防となりますが、ヘッドラインリスクに備える週となります。
重要イベント
- 1月31日(土):現地時間30日(金)午前(日本時間30日夜)FRB議長後任人事の発表
- 2月6日(金):米雇用統計(労働市場の健全性確認)
ファンダメンタルズ要素から見た売買戦略
来週は「TACO」を念頭に強気を維持しつつも、FRB人事報道には備えて行きたいです。直近の傾向から、急落は「好機」になりうる可能性があります。
S&P500 日足チャート分析

トレンドライン分析:絶妙な「押し目」からの再加速
点線サポート(オレンジ)での反発
下値支持線(点線)にタッチした瞬間に強い買いが入り、陽線が連続しています。これは、市場参加者(特にアルゴリズム)がこのラインを意識しており、「ここまでは下がるが、ここからは買いだ」という合意形成ができている証拠です。
移動平均線の上に位置
価格が10日移動平均線の上に位置しており「上昇」の局面にあります。
インジケーター分析:過熱感なき上昇余地
RSI(相対力指数)は58
この数値はポジティブです。
- 意味:「強気相場(50以上)」を維持しつつも、「買われすぎ(70以上)」にはまだ余裕があります。
- 解釈:7,000ポイントアタックに向けて、エネルギー(上昇余地)が十分に残されている状態です。過去のチャート(左側)を見ると、RSIが70〜75付近まで上昇する余地があるため、現在の価格からさらに一段高が期待できます。
今後のシナリオとターゲット
ターゲット:7,000〜7,050
現在の上昇トレンドとRSIの余地を考慮すると、まずは心理的節目の7,000、そして7,050付近までの上昇は「既定路線」に見えます。
注意点
上の点線オレンジライン(急角度の上昇ライン)に頭を抑えられる可能性があります。ここを大陽線でブレイクできれば「青天井(真空地帯)」ですが、このライン付近で上ヒゲが出るようなら、一旦の利益確定が無難です。
結論:テクニカル的にも「買い」継続
チャートの分析でも、上昇トレンドは継続中と見れました。 RSI 58という水準は、ここから追撃買いを入れても遅くはないことを示唆しています。
最新のS&P500(米国SP500)チャートはこちら
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