
午前の為替予想は… FOMC議事録は想定通りのタカ派だった FRB議長講演控え景況感に注目
作成日時 :2025年8月21日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
ドル円予想レンジ
146.700-148.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。米長期金利の低下などを背景に146.87円前後まで弱含んだが、7月29-30日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で「ほぼ全員が金利据え置きを適切と判断」していたことが明らかになると下げ幅を縮小した。
本日は米新規失業保険申請件数や米8月購買担当者景気指数(PMI)などの指標が発表される。労働市場や企業景況感の悪化を示す結果となれば、ドルの上値を抑える要因となろう。とはいえ、市場の関心は明日のジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に向いていることから、米経済指標の結果を受けたドル/円の反応は一時的なものとなるだろう。本日も146円台後半から147円台での値動きが中心となりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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