
東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は10ドル安の44484ドルで取引を終えた。6月ADP民間部門雇用者数が雇用の弱さを示す結果となったことが重荷となった一方、トランプ米大統領がベトナムと20%の輸入関税で合意したと表明したことは支えとなった。物色ではエヌビディアなど半導体株などが買われた一方、ヘルスケア株が大きく売られている。CME225先物は円建てが75円安の39715円、ドル建てが10円高の39800円で取引を終えた。
本日は米6月雇用統計の発表日で、これを前に米3指数の方向がそろわなかったことから、日本株は動きづらい展開を予想する。米国で半導体株が強かったことから、グロース株にはプラスの影響が見込まれる。ただ、買いが優勢になったとしても、4万円に接近すればリスク回避の売りが出てくるだろう。強気にも弱気にも傾きづらく、場中は一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは39600-39950円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ