本日の欧州時間で、ユーロドルは小幅な値動きになると見込まれる。16日に発表された米国の雇用統計、昨日の米消費者物価指数(CPI)、そして今年最後の欧州中央銀行(ECB)理事会など大きなイベントが行われたのにもかかわらず、今週のユーロドルの値動きは限定的だった。理事会では利上げだけでなく、利下げの議論もなかったように、現時点では政策金利の変更をするような状況ではない。来週からクリスマス休暇もあり、週後半は主要な欧州市場が休場になることで、本日もよほどのサプライズがない限りは動意薄になるだろう。
本日の欧州時間の経済指標は、11月独や仏の生産者物価指数(PPI)や1月独消費者信頼感指数ほか、複数の指標が発表されるが、どの指標もここ最近は市場の反応は鈍い。また、ウンシュ・ベルギー中銀総裁、コッハー・オーストリア中銀総裁ほか多数の中央銀行総裁の講演が日本時間夕刻から立て続けに行われる。それぞれ同じコンフェレンスに出席しているのではなく、開催国なども異なる。前日のECBの結果を受けての発言も予想されるが、サプライズとなる発言を期待するのは難しいか。
なお、昨日英中銀(BOE)は利下げを行ったが、5対4という僅差となった。結果発表後ユーロ売り・ポンド買いが進んだ。本日発表される英国の小売売上高が強い結果となった場合は、ユーロポンドの下値トライに連れてユーロドルの上値が重くなることもあり得そうだ。
・想定レンジ上限
ユーロドル:18日高値1.1763ドル。その上は16日高値1.1804ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドル:日足一目均衡表・雲の上限1.1694ドル。その下は21日移動平均線1.1653ドル。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
