
今晩の取引ではトランプ大統領の停戦合意表明を受けて、実際にイランとイスラエルが停戦合意に至るか否かが注目されるが、停戦合意となれば中東情勢の緊張緩和や原油価格の下落が相場の押し上げ要因となりそうだ。
利下げ見通しを巡っては、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言にも要注目となる。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では早期利下げを否定する内容だったが、金曜日にウォラーFRB理事が、月曜日にボウマンFRB副議長が7月利下げの可能性に言及した。トランプ米大統領も早期利下げについてパウエルFRB議長に圧力をかけており、今晩の米下院金融サービス委員会でのパウエルFRB議長証言に注目が集まる。
今晩の米経済指標・イベントはパウエルFRB議長議会証言のほか、4月S&Pケースシラー住宅価格指数、6月消費者信頼感指数など。企業決算は寄り前にカーニバル、引け後にフェデックスが発表予定。
(執筆:6月24日、14:00)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ