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ドル円午前の為替予想、米CPIは警戒したほど上昇せず 今後を見通すうえでPPIに注目 2025/6/12

午前の為替予想は… 米CPIは警戒したほど上昇せず 今後を見通すうえでPPIに注目

作成日時 :2025年6月12日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

ドル円予想レンジ

143.600-145.200円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円相場は終値ベースで約0.2%下落。米中通商協議は「ジュネーブ合意の枠組みで合意」と米中双方から発表された。喫緊の米中貿易摩擦への懸念は後退したものの1カ月前の状態に戻っただけであったため、ドル/円への影響は限定的となった。米5月消費者物価指数(CPI)は前月比が予想を下回ったほか、生鮮食品やエネルギーを除いたコア指数が前月比、前年比ともに予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ期待が高まり144.30円台まで下落する場面も見られた。
トランプ関税発動前の駆け込み輸入の影響が米国のインフレ上昇を遅らせているとの見方が強い。本日発表される米5月生産者物価指数(PPI)はCPIの川上にあるインフレ指標であることから、来月以降のCPIを見通すうえで注目したい。ただし、関税政策の米経済への影響が不透明であることは変わらない。FRBが様子見姿勢を示している中で、たとえ米5月PPIが予想を下回ったとしてもFRBの追加利下げ期待からのさらなるドル売りは限定的と見る。ドル/円は日足一目均衡表の雲の中で方向感を模索する動きとなっており、本日もこの流れは続きそうだ。ドル売り材料が出た場合には雲下限(144.30円前後)や転換線(143.92円前後)を下抜けられるかが焦点となるだろう。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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