動画で見通しを解説
S&P500：最新の見通し
【S&P500の市場状況】
昨日の動き
- S&P500に実体の大きな陰線が出現
- 10日線やRSIの70を下抜けし、売り圧力が強まった
- 深夜2時頃から下落幅が急に拡大
下落の要因
- アメリカ20年債の入札結果が低調だった
- これにより金利が上昇し、株が売られた
入札低調の背景
- アメリカの信用格付け引き下げ
- アメリカの財政赤字拡大への懸念
- トランプ減税の可決・実施による財政赤字拡大懸念の高まり
【今後の展望】
リスク要因
- 財政赤字拡大懸念が続けば、債券売り・金利上昇の流れが継続
- トリプル安（株売り・債券売り・ドル売り）の可能性
- これらが株価の上値を抑える要因となる
テクニカル分析
- 現在はまだ調整の動きと見られる
- 移動平均線が密集する箇所が下値サポートとして機能する可能性
- 直近高値の5750ポイント付近が押し目買いポイントになるか注目
- 週足ベースでは移動平均線の上に位置し、中長期では上昇継続の可能性
【結論】
S&P500は米国債入札不調を受けて下落したが、テクニカル的にはまだ調整局面の可能性が高い。財政赤字拡大懸念が継続すれば更なる下落リスクもあるが、移動平均線付近での下値サポートや押し目買いの可能性も残されており、調整か本格下落かの見極めが重要な局面にある。
S&P500 チャート分析①（日足）
S&P500 チャート分析②（4時間足）
最新のS&P500チャートはコチラ
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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