【日経平均】上値余地が限られる可能性。
直近の日足は、十文字の寄せ線に近い形で終えています。下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗して押し戻されており、この反動で上値トライの動きが期待出来ますが、一方で、38,494円を直近高値として上値も切り下げており、38,400～38,500円の強い抵抗にぶつかった影響がより強い状態です。また、米国債格下げの影響も無視できず本日の東京市場でも上値余地が限られる展開が予想されます。現状は37,500～37,550円、37,250～37,300円、37,000～37,100円にやや強い下値抵抗が出来ていること、下値を切り上げる流れにも変化が認められないことから、下値余地もまだ拡がり難い状態ですが、一方で、直近の週足を見ると（下図参照）、様子がやや異なって見えます。直近の週足は実体の小さい陽線で終えており、6週連続陽線引けとなりました。下値を急角度で切り上げる流れを維持していますが、直近の陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻されていること、38,400～38,500円の強い抵抗にぶつかって反落した流れにあることから、戻り天井を確認した可能性にも注意する必要があります。短期トレンドが強い状態を維持しているので、急反落にもまだ繋がり難いと見られますが、今週は4/7に30,792円を付けて立ち上げてから7週目に突入します。一相場が7-8週の傾向にあることから、今回の上昇の流れも一旦は終わりに近づいている可能性も見て置く必要があり、今、来週中の買いは特に慎重に臨む必要があります。また、39,100～39,200円を上抜けて終えるまでは、中期トレンドが“強気”に変化しません。逆に、上値トライに失敗して37,000円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。上値抵抗は、37,850～37,900円、38,100～38,150円、38,400～38,500円に、下値抵抗は37,600～37,650円、37,500～37,550円、37,250～37,300円、37,000～37,100円にあります。
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