
中国国家統計局が9日発表した2月の物価統計は消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がともに市場予想を下回った。中国の根強いデフレ圧力が改めて意識され、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めそうだ。
7日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって反発した。米国の景気減速懸念から売りが先行したが、売り一巡後は押し目買いが強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、美団(03690)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った一方、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ