
27日の米国株はダウ平均が上昇、S&P500とナスダックが下落とまちまち。ダウ平均は137ドル高の42313ドルで取引を終えた。8月個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を下回ったことでインフレ鈍化期待が相場を下支えしたものの、エヌビディアが2%超下落するなど半導体株が弱かった。米国株が落ち着いていたことは過度な警戒を和らげるが、国内半導体株にはネガティブな影響が想定される。本日の日本経済新聞では、衆院投開票の時期が10月27日との観測が報じられている。解散総選挙が早期に行われる見込みであることは株式市場にはプラスで、売り一巡後には押し目買いも期待できる。ただ、かなり下に値幅が出ることにはなりそうで、為替動向にも神経質になると思われる中、不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37300円-39100円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ