
ドル円、144円台へ上昇なるか…植田日銀総裁の記者会見後に円売り強まる
欧米時間のドル/円予想レンジ:142.500-144.600円
東京市場のドル/円は、上値が重い展開。正午前に日銀が金融政策の現状維持を発表すると円売りに傾きましたが、朝方に続いて142円台後半で失速しました。その後、今朝発表された日本8月消費者物価指数(CPI)が前回から伸びが加速したことなどから植田日銀総裁からタカ派的な発言が出るのではないかとの警戒感から一時141.74円前後まで下落する場面もありました。
ただ、植田日銀総裁の記者会見では「ある程度まとまった情報が得られたと判断した段階で利上げとならざるを得ない」、「直ちに見通しの確度が高まり、すぐ利上げとはならない」などと追加利上げに慎重な姿勢を示したことで円売りが優勢になり欧州市場では143.96円前後まで切り返しました。
NY市場では、特段の注目イベントが予定されていないためドル/円は米株価指数や米長期金利動向を睨んだ相場展開となりそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、144.00円付近が上値抵抗となっており突破するようだと反発基調を強める可能性があります。しかし、下落基調に変わりはないため上値は限定的となりそうです。
ドル円 日足チャート

この後の経済イベント
9/20(金)
21:30 カナダ7月小売売上高
23:00 ユーロ圏9月消費者信頼感・速報値
24:00☆ラガルドECB総裁講演
27:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。

