バカラ村氏流!スキャルピングFXトレードの極意~米雇用統計編~【スキャルピングFXトレードの極意】
FX専業トレーダーのバカラ村氏が、スキャルピングでうまく利益を伸ばすために、押さえておきたいポイントなどをしっかり解説。
バカラ村さんに伺ったスキャルピングの考え方!
セミナー終了後に特別にいただいたコメントを紹介!
その他、詳細は動画をご視聴ください
※以下内容はバカラ村氏の取引に対する考え方であり推奨するものではないことをご了承ください。また、投資判断はご自身で行っていただくようお願い申し上げます。
経済指標発表前にトレードはしますか?
・経済指標発表前に保有しているポジションは閉じることが多い。ただ、市場予想が偏っているときに自分自身がその予想と反対方向と予想していた場合は、ポジションを保有したまま、もしくは指標を狙ってあえてポジションを取る時もたまにある。
・指標発表前にポジションを持つときは経済指標発表後に生じるある程度の値幅を考えて、どれくらいの損切り金額で納得できるか(許容できるか)を想定してポジション量(Lot)を考える。値動きが生じにくい経済指標の時は取引数量を大きめに設定したりする(損失も限定的だろうとの見方から)。発表後のトレードであれば特に意識はしていない。
経済指標発表後のトレードで意識していることはありますか?
・経済指標の結果を確認して、どれくらいのボラティリティになるかを想定しつつトレードしていくのが無難。予想と結果が大きく乖離していたら変動が大きいが、予想の範囲内だと方向感が出にくくトレードしづらい展開になることもある。
・エントリータイミングについては、例えば経済指標の結果が弱くドル/円が下落した際に一瞬戻りの動きが生じる時がある。その戻った時が売るタイミングとなり、ある程度の損切り幅も考えつつ取引を行う。エントリータイミングの見極め方については、1分足または5分足チャートを見て取引できる水準を把握してプライスボードでエントリータイミングを計る。
どれくらいの値幅で利益を確定していますか?
・スキャルピングは短い時間で利益を狙う取引。1度の取引における値幅については通貨によって変わる。クロス円やユーロ/ドルだと100Pips(10銭・0.01ドル)取る時もあり、ドル/円の場合は20、30Pips(2-3銭)、多い時で70、80Pips(7-8銭)ほどの値幅を見ている。
トレードする時間帯は決まっていますか?
・スキャルピングを行う時間帯を決めているわけではないがNY市場での取引が多い。スイングトレードも実施していることからトレンドを意識しており、NY市場のほうがトレンドができやすいイメージがある。だいたい深夜1時ころぐらいまで取引を実施している。なお、メインでNY市場を見ているだけで昼過ぎより相場は見ている。
スキャルピングをする上でのポイントを教えてください
・スプレッドが大きすぎる時は取引しない。ただ、相場変動が大きい場合は100Pips(10銭)ほど開いてても取引することがある。普通の値動きだと50Pips(5銭)以下での取引を検討したい。
・ポジション保有中は素早い判断が必要なことからフィボナッチなどは引かずに取引のタイミングを待つ。
・高値・安値ブレイク時のエントリーは状況次第。ブレイク後に大きな値動きが生じる可能性があれば取引することもある。
・ローソク足の形はそこまで重視していない。フォーメーション(チャートパターン)などは分かりやすいため見ている。
☆セミナー後日、追加質問に対して特別に回答いただきました!
Q1.狙っている方向と逆行した場合はナンピンを行いますか。ナンピンする場合は回数やナンピンのタイミングをどのようにお考えでしょうか。
<回答>
スキャルピングに関しては、ナンピンはあまりしないです。ナンピンする場合でも追加での水準は1か所ぐらいにしています。
最初のエントリーのときに、そのエントリー水準をある程度どこで入るのかを決めており、そこでエントリーしたが、含み損になった場合は、エントリーを追加も考える場合もありますが、追加に関してはあまり増やしすぎないようにしています。
含み損になっている段階で、最初のエントリーが間違えている可能性があり、そのトレードが負けると、大きな損失につながる可能性があるためです。追加した場合はだいたい利益になったとしても早めに止めています。
利益を増やすための追加というよりも、ポジションの平均値を少し超えたところで手仕舞いして、逃げていることも多いです。
追加のタイミングに関しては、チャートポイントとなりやすいところで入るようにしています。買いの場合は押し目のポイントとなりやすいところです。それは5分足もしくは1分足程度で見ています。
追加する場合はそのトレードのリスクが高くなるため、エントリータイミングは引き付けたようなポイントになるようにしています。
Q2.損切りのタイミングはどのように判断されていますでしょうか。
<回答>
スキャルピングの場合では、エントリー時にだいたい決めていますが、その値幅としては、通常のボラティリティでドル円であれば数銭~15銭程度以内にするようにしています。
ただテクニカルの比重が低く、ファンダメンタルなどの比重が高いエントリーの場合に関してはそのときの相場の雰囲気で成行で切っていることも多いです。
上がると思って飛び乗ったが、思いのほか上がらず、レジスタンスが形成されつつあり、下がりそうなチャートパターンになったときなどはすぐに諦めて切るようにしています。
スキャルピングは1度の大きな損失があると、取り返すのに時間がかかるため、損失の場合も小さくなるようにしています。
最後に一言(宇栄原が印象に残ったこと)
バカラ村さんは、米8月雇用統計発表後に結果を確認した上でボラティリティを想定し、クロス円やストレートドルの値動きからドル/円相場の動向を把握。そのうえで、トレードポイントを探り同水準でのトレードタイミングを計るなど、多くの情報を瞬時に判断されていることが分かりました。注文を出す前の「事前準備」そして「取引タイミングを待つ」大切さなど多くのことを学ばせていただく機会となりました。
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