動画で見通しを解説
S&P500:最新の見通し
1. 現在の市場状況:
- S&P500は上昇トレンドを維持
- 5600ポイント台に乗せ、史上最高値(5600ポイント後半)に接近
2. テクニカル分析:
- 移動平均線(10日、20日、80日線)が全て上向き(強気のパーフェクトオーダー)
- RSIが50ライン付近でタッチ後、再び上昇
- 5500ポイント台に定着し、さらなる上昇の可能性
3. 今夜の重要イベント:
- 23時:アメリカ労働統計局が雇用統計の年次改定値を公表
4. 年次改定の予想:
- 2023年4月から2024年3月の1年間の雇用者数が60万〜100万人程度下方修正される可能性
5. 潜在的な市場への影響:
a) 労働市場の見方の変化:
- これまでの「底堅い」という見方から「弱気味」へ転換する可能性
b) FRBの金融政策への影響:
- 9月FOMCでの0.5%利下げ検討の可能性が高まる
c) 市場の利下げ観測:
- 現在0.5%利下げの織り込みは約3割
- 大幅下方修正で5割以上に上昇する可能性
6. S&P500への影響の可能性:
- 8月2日の雇用統計発表時のような大幅な下落
- または、利下げ観測強化による米長期金利低下で株高の可能性
7. 注目ポイント:
- 上昇の場合:史上最高値更新の可能性
- 下落の場合:5500ポイント付近が押し目買いのポイントになる可能性
8. 投資戦略の示唆:
- 労働統計局の発表後の市場反応を注視
- 上昇・下落どちらの方向性が強まるかを見極めて取引を検討
今夜の労働統計局の年次改定発表は、S&P500の短期的な方向性を大きく左右する可能性があります。この発表とそれに対する市場の反応を慎重に観察し、適切な取引戦略を立てる必要があります。大幅な雇用者数の下方修正が確認された場合、市場のボラティリティが高まる可能性が高いため、リスク管理にも十分注意を払うことが重要です。
S&P500 チャート分析①(日足)
S&P500 チャート分析②(4時間足)
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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