
動画で見通しを解説
S&P500:最新の見通し
S&P500は史上最高値を更新し、ターゲットである5400ポイント台まで到達しました。では、この先どこが上値目処になってくるのか、現状を分析していきましょう。
■昨日の動きと予想レンジ
昨日はアメリカのCPIとFOMCの結果次第で大きく動く可能性があると予想されていました。一部の記事では、発射地点から約1.4%上下どちらかに動く可能性があるとされ、上値は5450ポイント付近、下値は5300ポイント付近が想定されていました。
実際には、アメリカのCPIが市場予想を下回り、インフレ率が予想よりも鈍化していたことを受けて、S&P500は上昇。一時的に5450ポイント付近まで上昇し、ターゲットの1つをクリアしました。
■次のターゲットは?
市場最高値を更新する流れが続いていますが、次のターゲットはどこになるのでしょうか。次の節目としては5500ポイントがありますが、テクニカル分析の計算値で見ていくと、5500ポイント半ば付近がターゲットになると見られます。
この算出方法は、週足チャートで見ると、上昇・下落・上昇という波動を形成している最中であり、その中で高値をつけてから調整下落した際の下落幅の倍返しを考えるというものです。下落幅が約360ポイントであったため、高値から倍返しの360ポイント上昇すると5550ポイント付近になります。
したがって、まずは5500ポイントを目指す動きになると思われますが、第2のターゲットとしては、この計算値を使った5550ポイント付近が考えられます。
■今後の見通し
相場の流れからしても、まだ強気な状況は継続しており、引き続きS&P500の最高値更新の流れは続くのではないかと見られています。
本日は、アメリカの経済指標として、インフレ関連の生産者物価指数(PPI)と労働関連の新規失業保険申請件数が発表されます。これらはアメリカの利下げ時期を巡る上でも重要な指標となっており、結果次第ではS&P500に影響が出てくる可能性があります。特に21時30分以降の値動きには注目が必要です。
S&P500 チャート分析①(日足)

S&P500 チャート分析②(4時間足)

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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。


